張本、石川、伊藤が中国選手に挑む 中国の壁破れるか<韓国オープン5日目・組み合わせと見どころ> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:張本智和(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 張本、石川、伊藤が中国選手に挑む 中国の壁破れるか<韓国オープン5日目・組み合わせと見どころ>

2019.07.06

文:ラリーズ編集部

<ITTFワールドツアー・韓国オープン 2019年7月2日~7月7日>

7月5日は韓国オープン4日目となり、男女シングルスベスト8と、男女ダブルス・ミックスダブルスの決勝戦の組み合わせが決定。

張本智和(7月世界ランキング4位・木下グループ)は5月の中国オープンぶりとなる黄鎮廷 (同18位・中国香港)との対戦に僅差で勝利。一方女子シングルスは、石川佳純(同6位・全農)が芝田沙季(同15位・ミキハウス)を破ったほか、伊藤美誠(同7位・スターツ)が完璧なカット打ちで佐藤瞳(同16位・ミキハウス)をストレートで下した。

シングルスベスト8まで勝ち残った3人は、大会の終盤となる5日目、7月6日の男女シングルスの準々決勝へと進む。

日本選手シングルス組み合わせと見どころ

<男子シングルス準々決勝>
張本智和 – 王楚欽(中国)

<女子シングルス準々決勝>
石川佳純 – 孫穎莎(中国)
伊藤美誠 – 王曼昱(中国)

男子シングルスは、黄鎮廷との激戦を制した張本が、中国の次世代エース・王楚欽 (同71位・中国)と対戦。2018年のユースオリンピックではシングルスで敗れているものの団体戦では勝利している。今回もチャンスはあるだろう。

一方女子シングルスは、石川佳純が6月のジャパンオープン女王の孫穎莎 (同11位・中国)と対戦。孫のパワーを、石川はどう捌くか必見だ。

また伊藤美誠の対戦相手は王曼昱(同5位・中国)となった。5月の中国オープンでは1―4で敗れているものの、何度も対戦し手の内を知り尽くしている相手。カットマンと試合をした直後は調子が良いという伊藤が、持ち前の変化に富んだプレーで勝利をもぎ取れるか期待だ。

ダブルス決勝戦組み合わせと見どころ

<男子ダブルス>
鄭栄植/李尚洙(韓国) – 樊振東/許昕(中国)

<女子ダブルス>
陳夢/王曼昱(中国) – 崔孝珠/梁夏銀(韓国)

<混合ダブルス>
許昕/劉詩雯(中国) – 黄鎮廷/杜凱琹(中国香港)

男女ダブルス決勝戦では地元韓国のペアが進出。丹羽孝希(同12位・スヴェンソン)/張本智和ペアの速攻を退けた鄭栄植(同20位)/李尚洙(同14位)ペアと、森薗政崇(同33位・BOBSON)/吉村真晴(同40位・名古屋ダイハツ)を破った樊振東(同3位)/許昕(同1位)ペアの対決は必見だ。地元韓国の大声援が韓国勢を後押しするのか、それとも王者中国が強さを見せつけるのか注目だ。

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