文:ラリーズ編集部
<ITTFワールドツアープラチナ・オーストラリアオープン 2019年7月9日~7月14日>
12日、大会4日目を迎え、女子シングルス準々決勝に伊藤美誠(7月世界ランキング7位・スターツ)が登場した。
伊藤は李佳燚(リージャーイー・同139位・中国)と対戦。李佳燚は、ここまで早田ひな(同39位・日本生命)、塩見真希(同81位・ミキハウス)、芝田沙季(同15位・ミキハウス)の日本人3選手を破っており、世界ランク以上の実力を持っている。
伊藤は第1ゲームを9-11で惜しくも落とすも、第2ゲームを11-9で取り返し、ゲームカウント1-1のイーブンとする。続く第3ゲーム、伊藤はデュースを16-14で制すも、第4ゲームを李佳燚が気迫のプレーで取り返し、またもゲームカウントはイーブンに。
第5、6ゲームも接戦となったが、徐々に伊藤がラリーで相手を上回り、2ゲームを連取しゲームカウント4-2で勝利を決めた。
勝利した伊藤は、明日行われる女子シングルス準決勝で、リオ五輪・金メダルの丁寧(ディンニン・同3位・中国)と対戦する。丁寧とは約1ヶ月前に行われた中国オープンでも対戦しており、その際は4-1で伊藤が勝利している。今回の対戦はどちらが勝つのか。伊藤の決勝進出に期待が高まる。
伊藤美誠 試合後のコメント
写真:伊藤美誠(スターツ)/撮影:ラリーズ編集部
今日は1試合目から接戦で、4試合目で出せるものをすべて出し切った。足腰も動かない状態でここまでやれた。精神的な部分で最後は落ち着いてできた。
1ゲーム目をとられたときはやっぱりなと思ったが、2ゲーム目からは相手が攻めてきても攻め返したり、こちらから攻めきったりできた。
(明日の丁寧選手との試合について聞かれ)まずは疲れを全部取りたい。中国オープンでは疲れが0の状態で試合に臨めて、足も動いていた。なるべく早く休んで明日のパフォーマンスをいい状態にしたい。試合は自分らしく笑って楽しみたい。
詳細スコア
写真:伊藤美誠(スターツ)/撮影:ラリーズ編集部
〇伊藤美誠 4-2 李佳燚(中国)
9-11/11-9/16-14/9-11/11-8/11-5