丹羽孝希、猛追及ばず 世界選手権銀メダリストに敗北<T2ダイヤモンド> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:丹羽孝希(スヴェンソン)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 丹羽孝希、猛追及ばず 世界選手権銀メダリストに敗北<T2ダイヤモンド>

2019.07.19

文:ラリーズ編集部

<T2ダイヤモンド2019マレーシア 2019年7月18日~7月21日>

19日、T2ダイヤモンド2019マレーシアは2日目を迎え、1回戦で丹羽孝希(7月世界ランキング12位・木下グループ)が、世界選手権準優勝のマティアス・ファルク(同9位・スウェーデン)と対戦した。

T2ダイヤモンドは、7ゲームマッチのシングルス形式だが、従来の卓球のルールとは異なり、デュースなしの1ゲーム11点先取で行われる。また、試合時間が24分を越えた場合は1ゲーム5点先取のFAST5へと移行する。時間短縮のためゲーム間やタオル使用にも時間制限が設けられている。

丹羽孝希 VS マティアス・ファルク


写真:丹羽孝希(スヴェンソン)/撮影:ラリーズ編集部

1ゲーム目から、丹羽はファルクの強烈なドライブや伸びるブロックなどバックハンドの技術に苦しめられる。さらに会場が沸くほどのスーパープレーで得点され、1ゲーム目を落とす。

続く2ゲーム目はサーブレシーブから先手を取り、フォアドライブでリードを奪った。しかし中盤以降で相手のフォア面の表ソフトラバーから繰り出されるスマッシュにペースを乱され、7連続失点で落としてしまう。

その後も、先手を取ろうとする丹羽と、ラリー戦で無類の強さを発揮するファルクは終盤まで互角の戦いを繰り広げる。終盤でファルクが強気のプレーを見せ、ゲームカウント0-3と丹羽は後がなくなる。

4ゲーム目、ラリー戦に強いファルクに対して、丹羽はリスクを負って鋭いカウンターで応戦。1ゲームを奪い返すと、5ゲーム目からはFAST5へ移行した。

5ゲーム目は、丹羽がコースを突いたレシーブやブロックで相手の打球の威力を弱めてカウンターする安定した立ち回りで、さらに1ゲームを奪い返す。しかしファルクにミスを誘われた丹羽は6ゲーム目を奪われ、ゲームカウント2-4で初戦敗退となった。

試合後コメント


写真:バックハンドに苦しめられた丹羽孝希(スヴェンソン)/撮影:ラリーズ編集部

丹羽は試合後「相手のストップレシーブとバックハンドが上手くそこにやられた。異質は特にやりづらさはなかった。あとはちょっとしたところで自分の凡ミスが出て、0-3になったのがきつかった」と振り返り、「バックハンドがすごく上手くタイミングが取りづらい。そのボールが怖くてフォアに送ったときにスマッシュされる。非常にプレースタイルが完成されている」とファルクの強みを話した。

詳細スコア


写真:マティアス・ファルク(スウェーデン)は世界に通用するバックハンドを放つ/撮影:ラリーズ編集部

丹羽孝希 2-4 ○マティアス・ファルク
8-11/8-11/10-11/11-10/5-2/3-5

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