文:ラリーズ編集部
<ITTFワールドツアー・チェコオープン 2019年8月20日~8月25日>
20日に開幕したチェコオープン、初日では男女シングルスの予選1,2回戦が行われた。男子シングルスでは吉村和弘(8月世界ランキング43位・東京アート)や松平健太(同59位・ファースト)が姿を消したが、13名の選手が勝ち進んだ。
一方女子シングルスでは、早田ひな(同34位・日本生命)や長﨑美柚(同44位・JOCエリートアカデミー/大原学園)ら10名が順当に勝ち上がり、本戦出場を目指す。
大会2日目となる21日は、男女シングルスの予選3,4回戦、および男女ダブルス・混合ダブルスの予選1,2回戦が行われ、本戦出場選手が決まる。先日のブルガリアオープンで優勝した水谷隼(同14位・木下グループ)/伊藤美誠(同8位・スターツ)も予選から登場し、注目の試合が多くある。
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男子試合 組み合わせと見どころ
写真:ブルガリアオープンで活躍した神巧也(T.T彩たま)/提供:ittfworld
シングルス組み合わせ
木造勇人 - バスティアン・シュテガー(ドイツ)
坪井勇磨 - ROLLAND Jules(フランス)
金光宏暢 - クリスチャン・プレテア(ルーマニア)
田中佑汰 - ロビン・デボス(ベルギー)
森薗政崇 - アレグロ・マーティン(ベルギー)
有延大夢 - ISMAILOV Sadi(ロシア)
宇田幸矢 - ディヤス・ヤコブ(ポーランド)
神巧也 - 向鵬(中国)
吉田雅己 - キャン・アキュズ(フランス)
上田仁 - 薛飛(中国)
及川瑞基 - ルーウェン・フィルス(ドイツ)
高見真己 - 平野友樹
ダブルス組み合わせ
宇田幸矢/吉村和弘 - ティアゴ・アポロニア/ジョアン・モンテイロ(ポルトガル)
男子シングルスでは、木造勇人(同288位・愛知工業大学)がバスティアン・シュテガー(同88位・ドイツ)と対戦。シュテガーはドイツのベテランで、リオ五輪団体戦でドイツの3位入賞に大きく貢献した選手だ。木造は格上を撃破し、本戦への切符を勝ち取ることができるのか注目だ。
ブルガリアオープンベスト8の神巧也(同111位・T.T彩たま)が世界ジュニアダブルスチャンピオンの向鵬(シャンパン・同375位・中国)と対戦する。本戦出場を目指す神にとってはいきなりの山場となる。
上田仁(同50位・岡山リベッツ)は薛飛(シュエフェイ・同194位・中国)と対戦する。相手の薛飛はあまり国際大会には出場していないが、2017年の世界ジュニアで優勝しており、中国国内では実力のあるペンホルダーとして知られる。しばらくワールドツアーの本戦から遠のいていた上田は今大会では本戦出場なるか期待だ。
また男子ダブルスでは、ブルガリアオープンで初ペアリングながら準優勝を勝ち取った宇田幸矢(同102位・JOCエリートアカデミー/大原学園)/吉村和弘が登場。ポルトガルのティアゴ・アポロニア(同71位)/ジョアン・モンテイロ(同141位)と対戦。相手のポルトガルペアもラリー力が武器で、世界選手権でベスト4に入っている強敵だ。試合を追うごとに息の合っていく宇田/吉村はどんな試合を見せてくれるのだろうか。
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女子試合 組み合わせと見どころ
写真:中国オープンでの安藤みなみ(十六銀行)/提供:ittfworld
シングルス組み合わせ
平侑里香 - YANG Xiaoxin(モナコ)
早田ひな - 申裕斌(韓国)
森さくら - 劉曦(中国)
安藤みなみ - 武楊(中国)
木原美悠 - 梁夏銀(韓国)
木村光歩 - 陳思羽(チャイニーズタイペイ)
長﨑美柚 - 成本綾海
塩見真希 - 木子(中国)
德永美子 - 顧玉婷(中国)
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女子シングルスでは早田ひなが、ブルガリアオープンで伊藤美誠に敗れたもののラブゲームをして爪痕を残した申裕斌(シェンユービン・同124位・韓国)と対戦。ブルガリアオープン予選で中国選手を連破して本戦に勝ち進んだ早田は、新進気鋭の申裕斌を抑えることはできるか必見だ。
木原美悠(同52位・JOCエリートアカデミー)は、梁夏銀(同126位・韓国)と対決。バック対バックでラリーを支配する相手をどう攻略するか必見だ。
安藤みなみ(同61位・十六銀行)はブルガリアオープンでベスト4のカットマン・武楊(ウーヤン・同97位・中国)と対戦。長いリーチを活かした変幻自在のカットを攻略するのは至難の業だが、安藤もバック面に貼った変化系表ソフトラバーで変化をつけることができる。どちらに軍配が上がるか見逃せない。