日本女子団体、銀メダル 中国の壁破れず<アジア卓球選手権・決勝> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:平野美宇(日本生命)/提供:ittfworld

大会報道 日本女子団体、銀メダル 中国の壁破れず<アジア卓球選手権・決勝>

2019.09.17

文:ラリーズ編集部

<ITTF-ATTUアジア卓球選手権大会 2019年9月15日~22日>

17日、アジア卓球選手権大会は3日目を迎え、女子団体決勝が行われた。決勝戦は、準決勝でチャイニーズタイペイにストレートで勝利した日本と、同じく準決勝でシンガポールを破った中国との対戦となった。

両国の対戦は、中国が3-0のストレート勝利を収め、優勝を決めた。日本は中国から1ゲームを奪うにとどまった。

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中国の壁、厚く


写真:石川を破った陳夢(中国)/提供:ittfworld

1番の平野美宇(9月世界ランキング9位・日本生命)は劉詩雯(リュウスーウェン・同5位)と対戦。先手を取りたい平野だったが、第1ゲームをデュースで落とすと、第2ゲームと第3ゲームは終始相手のペースで試合が進み、ストレートで敗れた。

続く2番は、石川佳純(同8位・全農)と陳夢(チェンムン・同1位)の対戦。7月に行われたオーストラリアオープンで、石川は陳夢に勝利していたが、今回は苦杯をなめる形となった。勝敗を分けたポイントは、第1、第2ゲームの接戦を取り切れなかったことだろう。あと一本が取れなかった。

3番の佐藤瞳(同19位・ミキハウス)は孫穎莎(スンイーシャ・同6位)に対し、カットで粘りを見せるもパワーのあるドライブに押し切られる展開が多く見られた。第3ゲームを逆転で取るも、第4ゲームは戦術を変えられ序盤でリードを広げられた。


写真:佐藤瞳(ミキハウス)/提供:ittfworld

決勝戦では、佐藤が孫穎莎から1ゲームを奪うにとどまった日本。デュースはいくつかあったが、競った展開での中国は強く簡単に点を取らせてくれない。団体戦では準優勝となった日本女子だが、個人戦での活躍に期待だ。

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詳細スコア

日本 0-3 中国

平野美宇 0-3 ◯劉詩雯
11-13/4-11/3-11

石川佳純 0-3 ◯陳夢
9-11/10-12/1-11

佐藤瞳 1-3 ◯孫穎莎
6-11/8-11/11-8/3-11

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