写真:チェコオープンでの水谷隼(木下グループ・写真奥)と伊藤美誠(スターツ・写真手前)/提供:ittfworld
大会報道 水谷/伊藤、15分で完勝 準決勝へ<卓球・スウェーデンオープン 混合複>
2019.10.04
文:ラリーズ編集部
<ITTFワールドツアー・スウェーデンオープン 2019年10月1日~10月6日>
大会4日目となる10月4日、混合ダブルス・準々決勝が行われた。日本からは、8月のブルガリアオープンでワールドツアー初優勝を果たした水谷隼(10月世界ランキング13位・木下グループ)/伊藤美誠(同7位・スターツ)が登場し、ポーランドのペアと対戦した。試合は3-0で水谷/伊藤が勝利し、準決勝へと駒を進めた。
“みまじゅん”が息のあったプレーで圧勝
写真:水谷隼(木下グループ・写真左)と伊藤美誠(スターツ・写真右)はベスト4入り/提供:ittfworld
1ゲーム目は、ディヤス(同73位・ポーランド)のフォアハンド強打を防ぐために、伊藤はストレートを中心に攻撃する。意表を突かれる場面が多かったディヤスの強みを出させずに、水谷/伊藤が1ゲーム目を先取。
2ゲーム目は伊藤の巻き込みサーブに対して甘くなったパルティカ(同68位・ポーランド)のレシーブを水谷が見逃さず、ラリーの主導権を離さない。また伊藤はバックで回り込んでレシーブに変化を混ぜることで、ディヤスの待ちを外す。先手を取られたポーランドペアは台から距離を取って引き返すが、ラリー力で勝る水谷/伊藤が続けざまに2ゲーム目も奪う。
勝利に王手をかけた3ゲーム目は、水谷のYGサーブからの展開で伊藤が3球目攻撃を決め、レシーブでも目が覚めるようなフォアフリックでさらに相手を突き放す。
ポーランドペアはたまらずタイムアウトを取るも、タイムアウト明けの1本を水谷が鮮やかなカウンターで奪うと、勢いそのままに3ゲーム目も奪い、試合時間わずか15分足らずで圧勝した。
詳細スコア
〇水谷隼/伊藤美誠 3–0 ディヤス・ヤコブ/ナタリア・パルティカ(ポーランド)
11-2/11-6/11-4