文:ラリーズ編集部
<ITTFワールドツアープラチナ・ドイツオープン 2019年10月8日~10月13日>
8日、ドイツオープンが開幕した。プラチナ大会である今大会は勝ち進むと得られる世界ランキングポイントが多いため、各国から精鋭が参戦している。
男子シングルス予選1回戦に日本から篠塚大登(愛工大名電高)、松島輝空(木下グループ)が登場した。篠塚はスペインの選手に勝利したが、松島はスロバキアの選手に苦杯をなめた。
インハイ2位の篠塚が国際舞台でも躍動
写真:JCベルギーOPでの篠塚大登(愛工大名電高)/提供:ittfworld
篠塚は、高校1年生ながら、2019年インターハイシングルス準優勝の実績を誇る期待の若手選手だ。今年7月の韓国オープンでワールドツアーデビューを果たすなど、めきめきと実力を伸ばしている。
この試合も、カルロス・マチャド(スペイン)に対し、得意のチキータから先手を奪い、打点の早い両ハンドドライブで攻め抜く。
2ゲームずつを取り合い迎えた第5ゲーム、威力あるフォアハンドでマチャドのバックサイドを打ち抜き、ゲームを奪取する。
勝負の第5ゲームを奪った篠塚は、ミドル攻めやフォアドライブでストレートを狙うなど多彩なコース取りを見せ、相手を翻弄する。最後はサービスエースで決め、インハイ2位の実力を遺憾なく発揮し、初戦を勝利で飾った。
写真:JCタイOPでの松島輝空(木下グループ)/提供:ittfworld
一方、先日のスウェーデンOPで嬉しいワールドツアー初勝利を挙げた松島は、デュースの第1ゲームを奪ったものの4ゲームを連取され敗北を喫した。
2大会連続の勝利とはならなかったが、松島はまだまだ伸び盛りの12歳だ。今大会の経験もこれからの糧となるだろう。
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詳細スコア
〇篠塚大登 4-2 カルロス・マチャド(スペイン)
12-10/11-5/7-11/5-11/11-8/11-6
松島輝空 1-4 〇VALUCH Alexander(スロバキア)
12-10/6-11/9-11/7-11/8-11