文:ラリーズ編集部
<ITTFワールドツアープラチナ・ドイツオープン 2019年10月8日~10月13日>
8日、ITTFワールドツアープラチナ・ドイツオープンは初日を迎え、女子シングルス予選が行われた。日本からは、安藤みなみ(十六銀行)、芝田沙季(ミキハウス)、橋本帆乃香(ミキハウス)、小塩遥菜(JOCエリートアカデミー)、木原美悠(JOCエリートアカデミー)が登場した。芝田、橋本、小塩の3選手が勝利し、3回戦進出を決め、安藤は中国選手を追い詰めるもフルゲームデュースで悔しい敗戦となった。
安藤みなみ、大金星を逃す
安藤は、2018年世界ジュニア選手権女子シングルス金メダリストの銭天一(チェンティエンイー)と対戦した。
前半の4ゲーム時点でゲームカウント2-2と互角の試合を展開。安藤の特徴のある投げ上げサーブから激しいラリー戦の応酬となり、最終ゲームまでもつれ込む。
最終ゲーム、スタートダッシュを決めた銭天一が7-3とリードを広げ、勝負ありかに見えたこの試合。しかし、ここから安藤が驚異的な粘りを見せる。この苦境から、7連続得点を見せ10-7と逆転し、安藤がマッチポイントを握る。しかしここから強いのが世界ジュニア優勝経験者の銭天一だった。
苦しんでいた安藤のサーブを思い切ってレシーブし、ラリーを優位的に進めた銭天一が5連続得点で再び試合をひっくり返した。ゲームオールデュースを制した銭天一が、予選3回戦進出を決めた。
芝田は、サーブレシーブから先に攻めるプレーを見せ、ラリーの主導権を握り、危なげなく勝利。一方、木原美悠(JOCエリートアカデミー)は、第1ゲームを終えたあと予選を棄権した。
女子シングルス予選2回戦 結果
写真:銭天一(中国)/提供:ittfworld
安藤みなみ 3-4 ◯銭天一(中国)
11-6/5-11/11-8/10-12/6-11/11-6/10-12
◯芝田沙季 4-0 MUKHERJEE Ayhika(インド)
11-4/11-4/11-5/12-10
木原美悠 INJ-4 ◯TRIGOLOS Daria(ベラルーシ)
4-11/0-11/0-11/0-11
◯橋本帆乃香 4-0 LIN Chia-Hsuan(チャイニーズタイペイ)
11-8/11-8/11-2/11-5
◯小塩遥菜 4-1 MATELOVA Hana(チェコ)
11-6/6-11/11-2/11-7/11-7