18歳・宇田幸矢 男子唯一勝ち残り 女子3選手は中国勢と対戦<卓球・ベラルーシオープン> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:宇田幸矢(JOCエリートアカデミー/大原学園)/提供:ittfworld

大会報道 18歳・宇田幸矢 男子唯一勝ち残り 女子3選手は中国勢と対戦<卓球・ベラルーシオープン>

2019.11.02

文:ラリーズ編集部

<ITTFチャレンジ・ベラルーシオープン 2019年10月30日~11月3日>

1日、ベラルーシオープンは大会3日目を迎えた。この日、男女シングルス決勝トーナメント1、2回戦、男女ダブルス決勝トーナメント1回戦、U21男女シングルス準々決勝が行われた。男女シングルスベスト16、男女ダブルスベスト8、男女U21シングルスベスト4が出揃った。

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宇田幸矢が唯一残る


写真:戸上隼輔(野田学園高・写真手前)/宇田幸矢(JOCエリートアカデミー/大原学園・写真奥)/提供:ittfworld

男子シングルスは、宇田幸矢(JOCエリートアカデミー/大原学園)が唯一ベスト16に残り、大会4日目へ駒を進めた。宇田は、初戦をストレートで突破すると、2回戦は田中佑汰(愛知工業大学)を下して上がってきたセネガル選手との対戦に。宇田はここでも圧倒しストレート勝利。決勝トーナメント3回戦では、地元ベラルーシのパベル・プラトノフと対戦する。

男子ダブルスは、篠塚大登/曽根翔(愛工大名電高)と戸上隼輔(野田学園高)/宇田、木造勇人/田中佑汰(愛知工業大学)の3ペアが初戦を突破した。篠塚/曽根は、戸上/宇田ペアと2回戦で戦う。一方、木造/田中はフランスペアと戦うことになった。

U21男子シングルスで唯一勝ち残っていた篠塚は、準々決勝でフランス選手に敗れ、ベスト8となった。篠塚は15歳ながら男子シングルスでも予選を突破しその実力を見せた。今後に期待がかかる。

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女子3選手、中国勢へ挑む


写真:大藤沙月(ミキハウスJSC・写真手前)/芝田沙季(ミキハウス・写真奥)/提供:ittfworld

女子シングルスでは、第1シードの芝田沙季(ミキハウス)や第2シードの早田ひな(日本生命)、橋本帆乃香(ミキハウス)の3選手が勝ち上がりベスト16に残った。決勝トーナメント2回戦で、早田と橋本は中国選手を下し3回戦へ進出した。大会4日目の3回戦では、3選手がそれぞれ中国選手との対戦が決まっており、激しい打ち合いが予想される。

女子ダブルスでは、第1シードの大藤沙月(ミキハウスJSC)/芝田が初戦で中国ペアをストレートで下した。また、3度目の優勝を目指す橋本/塩見真希(ミキハウス)も初戦を突破し、2回戦に駒を進めた。

U21女子シングルスでは、ベスト4進出を狙った塩見であったが、中国選手にストレートで敗れベスト8に終わった。

男子組み合わせと見どころ


写真:木造勇人(愛知工業大学)/提供:ittfworld

男子シングルス 本戦3回戦

宇田幸矢 – パベル・プラトノフ(ベラルーシ)

男子ダブルス 本戦2回戦

篠塚大登/曽根翔 – 戸上隼輔/宇田幸矢
木造勇人/田中佑汰 – トリスタン・フロール/エマニュエル・ルベッソン(フランス)

男子シングルス唯一勝ち残った宇田は、ベラルーシの36歳パベル・プラトノフと対戦する。世界ランキングこそ117位と宇田より格下だが、経験値が豊富なプラトノフに勝ち切ることができるかに注目が集まる。

男子ダブルスは、篠塚/曽根と戸上/宇田の同士討ち。4選手とも同年代であり日本を代表するだ。アグレッシブなプレーの出し合いが予想される。木造/田中は、第2シードのトリスタン・フロール/エマニュエル・ルベッソン(フランス)と対戦。特に、ルベッソンは左利きで、癖のあるプレーが持ち味だ。日本の若手ペアが実力あるフランスペアにどういった戦いをするのか。

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女子組み合わせと見どころ


写真:ドイツOPの橋本帆乃香(ミキハウス)/提供:ittfworld

女子シングルス 本戦3回戦

芝田沙季 – ZHANG Qiang(中国)
橋本帆乃香 – WU Yangchen(中国)
早田ひな – SHI Xunyao(中国)

女子ダブルス 本戦2回戦

大藤沙月/芝田沙季 – KIM Mingyung/KIM Yedam(韓国)
橋本帆乃香/塩見真希 – FENG Yalan/ZHANG Qiang(中国)

女子3選手は中国選手との対戦となった。3選手とも五輪代表選考レースに食い込むためには是が非でも負けられない。3選手それぞれが中国選手を相手にどんな戦いを見せるか。そして誰が勝ち抜いていくのかに注目が集まる。

女子ダブルスでは、大藤/芝田は韓国ペアとの対戦に。初戦で中国ペアをストレートで破っており、好調ぶりが伺える。その勢いのまま韓国ペアも打ち破れるか。橋本/塩見は、中国ペアと対戦。橋本は女子シングルスで勝ち残っており、塩見は敗れたといえU21ベスト8であった。安定したペアリングで中国へ挑む。

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