日本男子、ドイツに勝利 最後は張本が勝負を決める<JA全農 卓球チームワールドカップ> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:勝利を決めた日本男子チーム/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 日本男子、ドイツに勝利 最後は張本が勝負を決める<JA全農 卓球チームワールドカップ>

2019.11.07

文:ラリーズ編集部

<JA全農 2019ITTFチームワールドカップ東京大会 2019年11月6日~11月10日>

7日、JA全農 2019ITTFチームワールドカップの男子準々決勝、日本対ドイツの第4試合は、張本がフランチスカに3-1で勝利。チームとしても日本が3-1での勝利を決めた。

>>吉村真晴がティモ・ボル破る金星!

張本、日本のエースとしての2勝目


写真:張本智和/撮影:ラリーズ編集部

今年に入って好調ぶりをみせているフランチスカ。第1ゲームはそのフランチスカのパワフルな両ハンド攻撃に苦しみ、張本はこのゲームを落とす。

第2ゲーム、フランチスカの威力あるボールに張本も食らいつき、このゲームを奪い返す。ゲームカウントを1-1とした。

第3ゲームは張本が序盤からリードを奪い、10-7と先にゲームポイントを握る。このゲームを何としても奪いたい張本はここでタイムアウト。ベンチで戦術を確認した日本チーム。張本は次のポイントを確実に取り、ゲームカウントは2-1に。

続く第4ゲーム、フランチスカが7-3とリードを奪う。しかし、張本も譲らず、追い上げを見せる。勝負はデュースまでもつれたが、この接戦を制したのは日本のエース。最後はフランチスカのレシーブがアウトとなり、14-12でゲームセット。その瞬間張本は両手を突き上げてベンチに駆け寄った。

>>史上最年少王者の張本 Vの秘訣は「大人の卓球」への進化<グランドファイナル2018>

ドイツに勝利し、中国が待つ準決勝へ

チーム全体としても3-1で日本が勝利を決めた。ダブルスを落としたが、シングルスで3連勝。ホームの地、さらには来年の東京五輪と同じ会場で、日本チームが力をみせた。

日本男子はメダルを確定。9日の準決勝では中国と対戦する。

>>水谷隼が語る!なぜ中国は卓球が強いのか?

詳細スコア

○日本 3-1 ドイツ

丹羽孝希/吉村真晴 1-3 ○ボル/フランチスカ
11-7/2-11/5-11/5-11

○張本智和 3-1 オフチャロフ
11-8/9-11/11-8/11-2

○吉村真晴 3-0 ボル
11-7/11-9/13-11

○張本智和 3-1 フランチスカ
7-11/11-7/11-7/14-12

>>38歳・ボル「引退が怖い」 “ドイツの皇帝”が語る自身の胸中