文:ラリーズ編集部
29日、男子ワールドカップが開幕。初日はグループリーグが行われ、決勝トーナメントの組み合わせが決まった。日本の張本智和(木下グループ)と丹羽孝希(スヴェンソン)は決勝トーナメントからの出場となっており、30日に初戦を迎える。
張本はナイジェリアのアルナと対戦
写真:チームワールドカップでのアルナ/提供:ittfworld
男子シングルス 1回戦
張本智和 – クアドリ・アルナ(ナイジェリア)
決勝トーナメント初戦、張本はナイジェリアのクアドリ・アルナとの対戦となった。今年の香港オープン以来、2度目の対戦となる。
前回は張本がストレートで勝利しているが、やり慣れていない相手だけに油断はできない。アルナは高い身体能力を生かした驚異のフットワークによるフォア主体のプレーが特徴だ。また、フォアドライブのフォームが独特で、相手選手にとっては非常にやりにくい相手だろう。張本の強みである前陣での速攻で攻め切りたいところだ。
丹羽、東京五輪代表2番手の座へ向けて大事な一戦
写真:オーストリアオープンでの丹羽孝希/提供:ittfworld
男子シングルス 1回戦
丹羽孝希 – 李尚洙(韓国)
一方、丹羽は韓国の李尚洙(イサンス)と対戦する。通算5勝1敗で、直近では今年のアジアカップで勝利しており、丹羽からみて相性の良い相手と言えるだろう。丹羽にとって、水谷隼(木下グループ)が出場していない今大会は、一戦一戦が東京五輪代表レースの鍵を握る重要な試合となる。ワールドカップという大舞台でどこまで勝ち進めるか。
また、張本と丹羽がともに一回戦を突破すると、両者の同士討ちとなる。T2ダイヤモンドに続く両者の対戦が見られるか、注目が集まる。