文:ラリーズ編集部
<ITTFワールドツアーグランドファイナル 2019年12月12日~12月15日>
12日、ITTFグランドファイナルが幕を開けた。石川佳純(全農)が平野美宇(日本生命)との五輪シングルス代表選考レースに打ち勝つなど、大きな意味を持つ1日になった。
12日 日本選手の結果
写真:伊藤美誠(写真右)・水谷隼(写真左)/撮影:ラリーズ編集部
石川、平野ともにシングルス1回戦で中国選手敗れる結果になったが、佐藤瞳(ミキハウス)はリオ五輪金メダリスト丁寧(ディンニン・中国)に勝利し、13日の準々決勝に進んだ。
一方のダブルスでは、水谷隼(木下グループ)/伊藤美誠(スターツ)組が混合ダブルスで準決勝進出を決めた他、長﨑美柚(JOCエリートアカデミー/大原学園)/木原美悠(JOCエリートアカデミー)組も女子ダブルスで準決勝に駒を進めた。
13日 日本選手の試合予定
大会2日目の13日は、伊藤、水谷、張本智和(木下グループ)のシングルス1回戦や、佐藤の準々決勝、水谷/伊藤組と長﨑/木原組の準決勝が行われる。
シングルス
水谷は、敗れると東京五輪シングルスの代表権を逃すことになる。対戦相手は世界ランク6位、ブラジルのカルデラノだ。勝って自力での五輪代表に望みをつなぐことができるか、注目が集まる。
昨年の同大会で最年少優勝を果たしている張本は、ドイツのフランチスカと対戦する。世界ランキング4位の伊藤は鄭怡靜(チャイニーズ・タイペイ)との1回戦に勝てば、準々決勝で佐藤と相まみえる予定だ。
ダブルス
写真:木原美悠(右)、長崎美柚/撮影:ラリーズ編集部
ダブルスは各種目で準決勝が行われ、女子ダブルスでは長﨑/木原組が世界選手権優勝ペアの孫穎莎/王曼昱(中国)組と対戦する。
混合ダブルスでは「出るからには優勝を狙う」と意気込んでいる水谷/伊藤組が第1シードの黄鎮廷(ウォンチュンティン)/杜凱琹(ドゥホイカン・中国香港)組に挑む。百戦錬磨の水谷は混合ダブルスについて「(五輪で)優勝できるチャンスもある」と話しており、期待が膨らむ。