女子は順当に8強決まる 男子は第3シードが棄権<中国・東京五輪模擬大会シングルス> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:陳夢(チェンムン)/提供:ittfworld

大会報道 女子は順当に8強決まる 男子は第3シードが棄権<中国・東京五輪模擬大会シングルス>

2020.08.12

文:ラリーズ編集部

<卓球・東京五輪模擬大会(中国)8月8日~21日>

8月8日から21日にかけて2週間に渡り東京五輪の模擬大会が行われている。大会4日目となる11日、女子シングルスでベスト8が出揃った。

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女子シングルスは順当

男子シングルスでは、第1シードの樊振東(ファンジェンドン)、第2シードの許昕(シュシン)らが順調に勝ち進む中、第3シードの馬龍(マロン)が首の違和感のためシングルス棄権となった。


写真:樊振東/提供:ittfworld

一方、女子シングルスでは、第1~4シードの、陳夢(チェンムン)、孫穎莎(スンイーシャ)、王曼昱(ワンマンユ)、王藝迪(ワンイーディ)が順当に勝ち上がった。世界ランク1位の陳夢は、初戦、2戦目ともにゲームカウント4-2での勝利と完勝ではないものの、ベスト8まで駒を進めている。

大会5日目男子シングルス見どころ

大会5日目の12日は男女シングルスでベスト4が決まる。

男子では、Tリーグでも活躍する侯英超(ホウエイチョウ)と27歳の閻安(ヤンアン)の2回戦が残っている。勝者が準々決勝で若き左腕・王楚欽(ワンチューキン)と対戦することとなる。


写真:侯英超(木下マイスター東京)/撮影:ラリーズ編集部

侯英超は、2019年7月開催の全中国選手権で、梁靖崑(リャンジンクン)、周启豪(ジョウチーホウ)、王楚欽を連破し、優勝を果たしており、中国勢と今も同等の実力を誇っている。木下マイスター東京でTリーグセカンドシーズンMVPを受賞したカットマンが、今大会でも台風の目となるのか。

また、林高遠(リンガオユエン)と梁靖崑(リャンジンクン)の世界ランク5位と8位の対決も準々決勝屈指の好カードだ。

男子シングルス準々決勝組み合わせ

許昕 – 徐晨皓
王楚欽 – 侯英超と閻安の勝者
林高遠 – 梁靖崑
樊振東 – 于子洋

大会5日目女子シングルス見どころ

女子では、第1シードの26歳・陳夢(チェンムン・世界ランキング1位)が、2018年世界ジュニア優勝の20歳・銭天一(チェンティエンイ・同21位)と対戦する。

第2シードの孫穎莎(スンイーシャ・同2位)はカットマン・劉斐(リュウフェイ・同67位)、第3シードの王曼昱(ワンマンユ・同5位)はサウスポー・顧玉婷(グーユーティン・同40位)、第4シードの王藝迪(ワンイーディ・同12位)は陳幸同(チェンシントン・同13位)とそれぞれ相まみえる。


写真:孫穎莎/提供:ittfworld

どの試合も拮抗した戦いが予想されるが、トップシードの選手たちが前評判通りの活躍を見せるのか。それとも新たなニューヒロイン誕生となるのか。中国国内のハイレベルな戦いに注目が集まる。

女子シングルス準々決勝組み合わせ

陳夢 – 銭天一
顧玉婷 – 王曼昱
王藝迪 – 陳幸同
劉斐 – 孫穎莎

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