文:ラリーズ編集部
<卓球 2020/2021シーズン ポーランド・スーパーリーグ>
ポーランド卓球リーグのスーパーリーグにて、日本の町飛鳥(最新世界ランキング195位・鹿児島県体育協会)が19日、23日、25日の試合に出場した。シングルス計4試合に起用された町は、2勝2敗の成績を残し、今季のポーランドリーグ通算成績をシングルス7勝3敗とした。
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2勝2敗も収穫アリ
町は、プロ卓球選手として、ポーランドリーグ・ビドゴシチ、Tリーグ・岡山リベッツに所属し、昨季に続き両リーグ掛け持ちでプレーしている。
写真:Tリーグ・岡山リベッツでプレーする町飛鳥/撮影:ラリーズ編集部
10月2日からポーランド・スーパーリーグの試合に出ている町は、19,23,25日の3日間で4試合のシングルスを戦い、2勝2敗の成績を収めた。
試合後、町はRallysのオンライン取材に対し「王増翠(ワンゼンイ)選手とフロラス選手に敗れた。どちらの試合もマッチポイントを握ってからの逆転負けで悔いは残ったが、最後競り合いでの改善点なども見つかったのでよかった」と収穫を口にした。
明日の試合の街まで車で移動します。
5時間くらいかかるとのこと、、
怪我に気をつけよう⚠️ pic.twitter.com/REXeLMGG7m— 町飛鳥 (@MachiAsuka) October 18, 2020
また、自身のTwitterでは、試合後の長距離移動の苦労をツイートしていたが、そのことについて「車で4~5時間の移動でかなり疲労感があった。怪我だけはしないように気をつけて普段の倍くらいケアに時間を割いて過ごしていた」と過酷な環境下でもベストを尽くすべくコンディション維持に努めたという。
約1ヵ月の東欧武者修行
町は、10月約1ヵ月間のポーランド滞在で6試合の団体戦を戦い、シングルス計7勝3敗と大きく勝ち越した。「久々の実戦の場で試合の緊張感を感じれたので良かった」と収穫もあったというが、欧州での新型コロナウイルスの感染拡大もあり、不安な面も大きかったと振り返る。
「1ヵ月行きっぱなしはかなり精神的にキツかった。後半はヨーロッパのコロナの状況が悪化していて正直試合のことよりも国境閉鎖とかの心配があった。でもそういうことを踏まえての参加だったので、言い訳にしないでベストを尽くそうと決めていた」。
写真:町飛鳥(鹿児島県体育協会)/撮影:ラリーズ編集部
また、恩師やファンの存在も大きかったと町は感謝を述べる。
「現在ドイツに住みブンデスリーグの監督をしていて、青森山田時代の指導者でもある板垣先生が僕を気にかけて頻繁に連絡をしてくれてありがたかった。(16日の)ディヤス戦の前にも特徴を教えてもらった。日本からもライブ配信を見てくれている方がいて応援してくれるのはとてもありがたかった」。
写真:町飛鳥/撮影:ラリーズ編集部
約1ヵ月間の挑戦を終えた町は、11月中旬のTリーグサードシーズン開幕に備える。「コロナの影響で無観客でのスタートになるが、今回の遠征の経験も活かしてチームに貢献できるように頑張りたい」と岡山リベッツでの活躍を誓った。
試合結果
ビドゴシチ 1-3 DOJLIDY
Patryk Jendrzejewski 0-3 〇王増翠(ワンゼンイ)
〇町飛鳥 3-1 KHANIN Aliaksandr
Viacheslav Burov 1-3 〇Youngyin Li
町飛鳥 1-2 〇王増翠(ワンゼンイ)
ビドゴシチ 3-0 ENERGA MANEKIN
〇町飛鳥 3-1 Damian Węderlich
〇Viacheslav Burov 3-1 Tomasz Kotowski
〇Artur Grela 3-1 Konrad Kulpa
ビドゴシチ 3-2 ENERGA MANEKIN
町飛鳥 2-3 〇ロバート・フロラス
〇Artur Grela 3-0 Igor Dąbrowski
〇Viacheslav Burov 3-1 Filip Szymański
Artur Grela 0-2 〇ロバート・フロラス
〇Viacheslav Burov/Patryk Jendrzejewski 2-0 Igor Dąbrowski/Filip Szymański
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