文:ラリーズ編集部
<ITTFワールドツアープラチナ カタールオープン(ドーハ) 2019年3月26日~3月31日>
29日、カタールオープン男子シングルスはラウンド16が終了。日本選手では張本智和(3月世界ランキング4位・15歳)=JOCエリートアカデミー=と水谷隼(同10位・29歳)=木下グループ=がともに完勝をおさめ、準々決勝に進出した。
張本は梁靖崑 (同13位・22歳)=中国=との対戦だった。4月の世界選手権中国代表の梁に対して張本が終始圧倒。4-0で完勝をおさめた。一方の水谷はパベル・シルーチェク(同82位・26歳)=チェコ=に対して安定した戦いぶりを発揮。こちらも4-0で勝利し、ベスト8以上を決めた。
ベスト16に進出した他の日本選手、大島祐哉(同31位・25歳)=木下グループ=と丹羽孝希(同9位・24歳)=スヴェンソン=は惜しくも敗れ、ベスト8進出はならなかった。
大島は第1シードの許キン(同2位・29歳)=中国=との対戦で、最初2ゲームを奪い健闘する。しかしその後は中国代表の本領発揮。4ゲーム連取され、中国の壁を崩しきれなかった。一方の丹羽はパトリック・フランチスカ (同16位・26歳)=ドイツ=との対戦。試合は4ゲームがデュースにもつれる接戦となったが3-4で競り負けた。
水谷・張本の次戦は
水谷は次戦、馬龍 (同12位・30歳)=中国=とベスト4をかけて対戦する。馬龍はケガからの復帰戦にも関わらず、ティモ・ボル (同5位・38歳)=ドイツ=に完勝するなど、劣らぬ実力を発揮している。リオでも神ラリーと呼ばれるラリーが生まれた水谷と馬龍の対戦は、準々決勝随一の好カードだ。
一方の張本はマティアス・ファルク(同15位・27歳)=スウェーデン=と対戦する。相手の独特なプレースタイルは侮れないが、好調ぶりがうかがえる張本は今大会どこまで勝ち進むのか、注目だ。
大会5日目の30日は男子シングルス準決勝まで行われる。
カタールOP4日目 日本選手の結果
<男子シングルスラウンド16>
○張本智和 4-0 梁靖崑(中国)
12-10/11-8/11-8/11-8
○水谷隼 4-0 パベル・シルーチェク(チェコ)
11-8/12-10/11-4/11-5
丹羽孝希 3-4 ○パトリック・フランチスカ(ドイツ)
12-10/11-13/10-12/11-7/14-12/4-11/6-11
大島祐哉 2-4 ○許キン(中国)
11-9/12-10/3-11/8-11/11-13/4-11