文:ラリーズ編集部
<2019世界卓球選手権大会・個人戦(ハンガリー・ブダペスト) 2019年4月21日~4月28日>
24日、世界選手権の女子シングルス3回戦が行われ、佐藤瞳(4月度世界ランキング13位・21歳)=ミキハウス=がウー・ユエ(同44位・29歳)=アメリカ=を破り、4回戦へ駒を進めた。
正統派の攻撃型であるウーに対して、カットマンの佐藤は序盤から安定した攻守を見せる。
回転量の多いカットを相手のフォアからミドルのコースに集めてネットミスを誘ったかと思えば、回転をかけないナックルカットを送り、相手の浮いたツッツキをスマッシュで決める。佐藤はこの回転量の変化をつけたカットを起点に終始相手を苦しめた。
守備型のカットマンながら攻撃力も高い佐藤は、コースを突いたスマッシュと回転量の多いドライブを織り交ぜ、4-0のストレート勝ち。第4ゲームこそデュースとなったが、内容としては完勝。危なげなく4回戦進出を決めた。
佐藤は次戦でベスト8入りをかけ、中国の王曼ユ(同4位・20歳)と対戦する。
試合のスコア
<女子シングルス 3回戦>
佐藤瞳 4-0 ウー・ユエ(アメリカ)
11-7/11-7/11-7/14-12