文:ラリーズ編集部
<ITTFワールドツアープラチナ・カタールオープン 2020年3月3日~3月8日>
7日、大会5日目を迎えたカタールオープンでは、女子シングルス準決勝が行われ、伊藤美誠(スターツ)が丁寧(ディンニン・中国)と対戦。4-0で伊藤が勝利した。
止まらないスマッシュ連打
写真:丁寧/提供:ittfworld
リオ五輪金メダリストである丁寧との直近の対戦は、今年1月に行われたドイツオープンの準々決勝。そのときは、丁寧が4-1で勝利していた。
試合序盤は得意のスマッシュで積極的な攻めを見せた伊藤が、ペースを握る。第1ゲームを6点で取り、続く第2ゲームは丁寧にラリー戦で粘られるが、バック面の表ソフトラバーでボールに緩急をつけてミスを誘い、第2ゲームも伊藤が奪う。
第3ゲームは伊藤がバックでのスマッシュを混ぜて、さらにコースを的確に打ち分ける。これに丁寧は全く対応できず、なんと伊藤はラブゲームを達成し、ゲームカウントを3-0とする。
第4ゲームも、丁寧は序盤こそ、何とかラリーに対応したものの、スマッシュに加えて回転量の多いドライブも混ぜた伊藤が、丁寧に最後までペースを掴ませず、最後は強烈なフォアスマッシュを叩き込んで勝負あり。4-0の完勝でリベンジを果たし、ワールドツアー2大会連続の決勝進出を決めた。
詳細スコア
○伊藤美誠 4-0 丁寧(中国)
11-6/14-12/11-0/11-5