バブルシステム導入しホテル内で卓球大会開催<スペインマスターズ> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:ジョナサン・グロート(デンマーク)/提供:ittfworld

大会報道 バブルシステム導入しホテル内で卓球大会開催<スペインマスターズ>

2020.11.27

文:ラリーズ編集部

<卓球 第2回スペインマスターズ2020 11月23~26日>

11月23~26日にスペイン・マドリードにて第2回スペインマスターズ2020が開催された。男子シングルスではジョナサン・グロート(デンマーク)が、女子シングルスではアンドレア・ドラゴマン(ルーマニア)が優勝を果たした。

>>第1回結果はこちら 「バブルシステム」導入しスペインホテル内で卓球大会開催

“バブルシステム”でスペインマスターズ開催

スペインマスターズは、スペインの選手に代替競技を提供するという目的で、スペイン卓球連盟が開催した新しい国際大会だ。第1回大会は10月末に行われ、男子シングルスではエンゾ・アングレス(フランス)が、女子シングルスではブルーナ・タカハシ(ブラジル)が優勝を果たしていた。


写真:ブルーナ・タカハシ(ブラジル)/提供:ittfworld

大会は、リウプラザ・エスパーニャ・ホテル内で試合が実施され、徹底した新型コロナウイルス対策が講じられた。

ホテル入場時には、全選手が検温とPCR検査を受け、大会参加終了までホテル内に留まる「バブルシステム」が導入された。バブルシステムから外れた選手がいた場合、大会組織委員会はその選手を直ちに失格とするという厳格なルールが定められた。また、全選手にマスクと消毒用ジェルがセットになったキットも配布されたという。

ハイレベルな男子シングルスをグロートが制す

男子シングルスでは、ブラディミル・サムソノフ(ベラルーシ)やマルコス・フレイタス(ポルトガル)らも参加し、ハイレベルな戦いとなった。激戦を制したのは、ジョナサン・グロート(デンマーク)だ。


写真:ジョナサン・グロート(デンマーク)/提供:ittfworld

グロートは、デンマーク代表としてヨーロッパの大会から国際大会まで幅広く参戦している28歳で、パトリック・フランチスカ(ドイツ)と組んだ国際ペアのダブルスで3度の優勝経験を持つダブルスの名手としても知られている。


写真:アンドレア・ドラゴマン(ルーマニア)/提供:ittfworld

一方、女子シングルスでは、第1回スペインマスターズ優勝のブルーナ・タカハシ(ブラジル)を破ったキャロライン・クマハラ(ブラジル)とアンドレア・ドラゴマン(ルーマニア)が決勝で対戦し、ドラゴマンに軍配が上がった。

スペイン・マスターズ2020は、12月8~10日に第3回が行われる。

>>ジョナサン・グロートの使用用具・大会成績・プロフィール