39歳でリーグ最多勝利 プレーオフへ望みを繋ぐ<卓球・ドイツブンデスリーガ> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:バスティアン・シュテガー/提供:ittfworld

大会報道 39歳でリーグ最多勝利 プレーオフへ望みを繋ぐ<卓球・ドイツブンデスリーガ>

2021.02.11

文:ラリーズ編集部

<ドイツブンデスリーガ第17節 2月7日>

2020-2021シーズンのドイツ・ブンデスリーガ第17節が開催され、リーグ8位のケーニヒスホーフェンに所属するバスティアン・シュテガー(ドイツ)がシングルスで2勝を挙げ、チームを勝利に導いた。

>>カルデラノ執念の2勝 首位デュッセルドルフを撃破<卓球・ドイツブンデスリーガ>

シュテガーが今季22勝目

ケーニヒスホーフェンvsミュールハウゼンの試合では、39歳の元ドイツ代表、バスティアン・シュテガーが出色の活躍を見せた。


写真:バスティアン・シュテガー/提供:ittfworld

この試合シングルスに2本出場したシュテガーは、1番シングルスでダブルスの名手オビディウ・イオネスク(ルーマニア)、4番シングルスでは34歳にして現役のオーストリア代表であるダニエル・ハーベソンと対戦した。両選手とも一筋縄ではいかない実力のある選手だが、シュテガーは両選手をそれぞれ3-1で破り、ケーニヒスホーフェンを勝利に導いた。

この勝利で、ケーニヒスホーフェンはプレーオフ進出の可能性を僅かにつないだ。それと同時に、シュテガーはこの試合で今シーズンのリーグ戦22勝目を達成し、勝利数でリーグトップとなった。

また、ケーニヒスホーフェンの監督を務めている板垣孝司氏(元青森山田中・高監督)は試合後、「我々のプレーオフへのチャンスはほんの僅かだが、まだ残っている。もっと勝ち続けていけば、プレーオフ争いに絡んでいける」とコメントした。

フランチスカがファルクに競り勝つ

ザールブリュッケンvsブレーメンの試合では、現役のドイツ代表であるパトリック・フランチスカが躍動した。


写真:パトリック・フランチスカ/提供:ittfworld

フランチスカは1番シングルスでマティアス・ファルク(スウェーデン)と対戦。両選手とも世界ランキング上位に位置するトッププレーヤーで、試合はフルゲームにまでもつれる白熱した展開となった。しかし、最終ゲームはファルクのループドライブを狙い撃ちしたフランチスカが大幅にリードを取り、最後はファルクのドライブがネットにかかり、11-3でフランチスカが勝利。このフランチスカの勝利で勢いに乗ったザールブリュッケンがマッチカウント3-0で完勝した。

第17節終了時のブンデスリーガ順位

1位 ボルシア・デュッセルドルフ:16勝2敗
2位 ザールブリュッケン:12勝6敗
3位 オクセンハウゼン:12勝6敗
4位 グリュンヴェッターズバッハ:11勝7敗
5位 ミュールハウゼン:10勝8敗
6位 ノイ・ウルム:10勝8敗
7位 ベルグノイシュタッド:10勝8敗
8位 ケーニヒスホーフェン:10勝9敗
9位 ブレーメン:9勝10敗
10位 フルダ・マーバーツェル:5勝13敗
11位 グレンツァオ:3勝15敗
12位 バート・ホンブルク:1勝18敗

2020-2021年ブンデスリーガ勝利数(第17節終了時)

1位 バスティアン・シュテガー:22勝10敗
2位 マティアス・ファルク:21勝9敗
3位 アントン・ケルベリ(スウェーデン):20勝2敗
4位 シモン・ゴジ(フランス):20勝4敗
5位 王熹(ワンシ・ドイツ):19勝9敗

2020-2021 ドイツブンデスリーガ第17節 結果

ケーニヒスホーフェン 3-1 ミュールハウゼン

〇バスティアン・シュテガー 3-1 オビディウ・イオネスク
Filip Zeljko(クロアチア)2-3 ダニエル・ハーベソン〇
〇キリアン・オート(ドイツ)3-1 ステファン・メンゲル(ドイツ)
〇バスティアン・シュテガー 3-1 ダニエル・ハーベソン

〇ボルシア・デュッセルドルフ 3-1 ノイ・ウルム

ティモ・ボル(ドイツ)2-3 ティアゴ・アポロニア(ポルトガル)〇
〇リチャード・ワルザー(ドイツ)3-2 Kay Stumper(ドイツ)
〇アントン・ケルベリ 3-0 ウラジミール・シドレンコ(ロシア)
〇ティモ・ボル 3-1 Kay Stumper

〇グレンツァオ 3-2 フルダ・マーバーツェル

クリスチャン・プレテア(ルーマニア)2-3 クアドリ・アルナ(ナイジェリア)〇
Ioannis Sgouropoulos(ギリシャ)1-3 ルーウェン・フィルス(ドイツ)〇
〇アレクサンダー・カラカセビッチ(セルビア)3-1 ムン・ファンボー(ドイツ)
〇Ioannis Sgouropoulos 3-0 クアドリ・アルナ
〇クリスチャン・プレテア/アレクサンダー・カラカセビッチ 3-1 ルーウェン・フィルス/ムン・ファンボー

〇オクセンハウゼン 3-1 グリュンヴェッターズバッハ

〇シモン・ゴジ(フランス)3-1 邱党(キュウダン・ドイツ)
〇ウーゴ・カルデラノ(ブラジル)3-0 デニ・コズル(スロベニア)
カナック・ジャー(アメリカ)0-3 王熹〇
〇ウーゴ・カルデラノ 3-0 邱党

〇ベルグノイシュタッド 3-0 バート・ホンブルグ

〇アルバーロ・ロブレス(スペイン)3-2 Rares Sipos(ルーマニア)
〇ベネディクト・デューダ(ドイツ)3-0 Maksim Grebnev(ロシア)
〇Alberto Miño(エクアドル)3-0 Lev Katsman(ロシア)

〇ザールブリュッケン 3-0 ブレーメン

〇パトリック・フランチスカ 3-2 マティアス・ファルク
〇ダルコ・ヨルジッチ(クロアチア)3-0 キリル・ゲラシメンコ(カザフスタン)
〇尚坤(シャンクン・中国)3-2 マルセロ・アギーレ(パラグアイ)

>>ドイツでホーム勝率90%超え 森薗政崇が語る「ファンや応援の力」