全日本準優勝の森薗政崇、世界3位に完敗<卓球・WTTコンテンダードーハ> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:森薗政崇(BOBSON)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 全日本準優勝の森薗政崇、世界3位に完敗<卓球・WTTコンテンダードーハ>

2021.03.03

文:ラリーズ編集部

<WTTコンテンダードーハ 2月28日~3月6日 カタール・ドーハ>

3日、WTTコンテンダードーハの本戦がスタートし、男子シングルス1回戦に全日本選手権シングルス準優勝の森薗政崇(BOBSON)が登場。安宰賢(アンジェヒョン・韓国)にゲームカウント0-3で敗れた。

安宰賢、巧みな戦術で森薗を完封

対戦相手の安宰賢は、2019年の世界選手権男子シングルスで3位に輝いた韓国のホープ。安は同大会以降もワールドツアーで確かな足跡を残しており、森薗にとっては厳しい戦いを強いられることが予想された。


写真:森薗政崇(BOBSON)/撮影:ラリーズ編集部

第1ゲームは、森薗が得意のチキータを積極的に狙いに行くも、安がロングサーブを多めに使って森薗のチキータを封じる。逆に森薗のバックを攻めて得点を重ねた安が第1ゲームを奪う。

第2ゲームは、出だしから安がロングサーブからの展開で2点連取すると、森薗がここでタイムアウト。気持ちを切り替えて臨みたいところだったが、安はロングサーブにショートサーブを織り交ぜる展開で、上手く森薗の狙いを外す。森薗も、自身のショートサーブからの展開で何本か得点するものの、安のサーブ時に得点できず、このゲームも取られてしまう。

後がなくなった森薗は第3ゲームも積極的に攻めるが、気持ちが入りすぎてかミスが目立ち、逆に安は終始余裕をもってプレー。終盤のラリー戦でも、落ち着いた返球で森薗のミスを誘い、最後はこの試合初めて使ったYGサービスからの展開で安がポイント。11-8で安が第3ゲームも取り、ゲームカウント3-0で森薗に勝利した。

WTTコンテンダードーハ 男子1回戦 結果


写真:安宰賢/提供ittfworld

森薗政崇 0-3 〇安宰賢
8-11/6-11/8-11

森薗政崇インタビュー


写真:森薗政崇(BOBSON)/撮影:伊藤圭

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