水谷、石川ら単で好発進 複では全ペアが準々決勝へ<WTTスターコンテンダードーハ> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:水谷隼・石川佳純/提供:ittfworld

大会報道 水谷、石川ら単で好発進 複では全ペアが準々決勝へ<WTTスターコンテンダードーハ>

2021.03.10

文:ラリーズ編集部

<卓球・WTTスターコンテンダードーハ 3月5日~13日>

本戦2日目となった9日は、男女シングルス2回戦と男女ダブルスの初戦が行われた。

本戦2日目総括


丹羽孝希(スヴェンソン)/撮影:ラリーズ編集部

男子シングルス2回戦には張本智和(木下グループ)、水谷隼(木下グループ)、丹羽孝希(スヴェンソン)、森薗政崇(BOBSON)が登場した。張本がTリーグ・岡山リベッツでも活躍していたサイチヤン・グナナセカラン(インド)に3-0で勝利したほか、水谷がペンホルダーの邱党(チュウダン・ドイツ)に3-0で勝利し3回戦へ進んだ。丹羽はグスターボ・ツボイ(ブラジル)に、森薗はクアドリ・アルナ(ナイジェリア)に敗れ、2回戦で去ることとなった。

女子シングルスでは先日のWTTコンテンダードーハで優勝の伊藤美誠(スターツ)、準優勝の早田ひな(日本生命)が順当に3回戦へ進んだほか、平野美宇(日本生命)、石川佳純(全農)、そして大藤沙月(四天王寺高)と2回戦に出場した日本選手は全員が3回戦へ駒を進めた。


写真:大藤沙月・横井咲桜(四天王寺高)/撮影:ラリーズ編集部

男子ダブルス初戦には及川瑞基(木下グループ)/宇田幸矢(明治大)ペアが登場、ロベルト・ガルドシュ/ダニエル・ハーベソン(ポーランド)に3-0で勝利。女子ダブルスではWTTコンテンダードーハにも出場していた石川/平野ペア、早田/木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)ペア、大藤沙月/横井咲桜(ともに四天王寺高)ペアがそれぞれ初戦を抜け、日本選手の全ペアが準々決勝に進んだ。

10日には、男女シングルスの3回戦と男女ダブルスの準々決勝が行われる。

男子シングルス見どころ

日本選手組み合わせ

張本智和 – クアドリ・アルナ(ナイジェリア)
水谷隼 – ルーウェン・フィルス(ドイツ)


写真:張本智和(木下グループ)/提供:©T.LEAGUE

張本は、2回戦で森薗に勝利したクアドリ・アルナと対戦する。過去2回対戦したことがあり張本が2度勝利しているが、強烈な攻撃を仕掛けてくるクアドリ・アルナに対してどのようなプレーを見せてくれるのか注目だ。


写真:水谷隼(木下グループ) /撮影:ラリーズ編集部

また、水谷はドイツのカットマン、ルーウェン・フィルスと対戦する。フィルスはフォアではカーブロングやドライブ主体で、カットはバックハンドだけというヨーロッパに多い形のカットマンである。過去に両者が対戦したことはないが、カット打ちに定評がある水谷が、どのような試合展開でフィルスのカットに対応するのか見物だ。

女子シングルス見どころ

日本選手組み合わせ

伊藤美誠 – 大藤沙月
平野美宇 – 申裕斌(シェンユービン・韓国)
石川佳純 – エリザベタ・サマラ(ルーマニア)
早田ひな – 鄭怡静(チェンイーチン・チャイニーズタイペイ)


写真:平野美宇(日本生命)/撮影:ラリーズ編集部

女子シングルス3回戦では5名の日本選手が登場する。平野は申裕斌(シェンユービン・韓国)と対戦することとなった。今回が初対戦となる両者であるが、女子ダブルスで調子を上げている平野がシングルスでもその勢いに乗ることができるか。

その平野とダブルスを組む石川は、エリザベタ・サマラ(ルーマニア)と対戦する。2017年の世界選手権では石川が4-0で勝利しているが、今回も好調のまま勝ち進むことができるのか、こちらにも注目だ。


写真:早田ひな(日本生命)/提供:新華社/アフロ

また、早田は台湾のパワープレーヤー、鄭怡静(チェンイーチン・チャイニーズタイペイ)と2度目の対戦となる。2019年のオマーンオープン決勝では早田が4-1で勝利している。両者ともパワー型の選手ということで、男子顔負けのパワープレーに注目だ。

その他、WTTコンテンダードーハを制した伊藤と大藤による日本人対決にも目が離せない。

男子ダブルス見どころ

日本選手組み合わせ

及川瑞基/宇田幸矢 – ドミトリ・オフチャロフ/ベネディクト・デューダ(ドイツ)


写真:及川瑞基・宇田幸矢/撮影:ラリーズ編集部

初戦を3-0で勝ち上がった及川/宇田ペアは、2回戦でドミトリ・オフチャロフ/ベネディクト・デューダ(ドイツ)ペアと対戦する。先日のWTTコンテンダードーハ男子シングルスで優勝したオフチャロフ擁するドイツペアに対し、及川/宇田ペアがオールラウンドなプレーで勝ちにつなげることができるか見物だ。

女子ダブルス見どころ

日本選手組み合わせ

石川佳純/平野美宇 – ニーナ・ミッテルハム/シャン・シャオナ(ドイツ)
早田ひな/木原美悠 – ハナ・マテロワ/バラボラ・バラージョバー(スロバキア)
大藤沙月/横井咲桜 – 陳思羽(チェンズーユ)/鄭先知(ジェンシェンチー・チャイニーズタイペイ)


写真:石川佳純・平野美宇(手前)/提供:ittfworld

今大会第1シードの石川/平野ペアは準々決勝でニーナ・ミッテルハム/シャン・シャオナ(ドイツ)ペアと対戦する。前大会で優勝し、今大会でも勢いに乗る石川/平野ペアが再び優勝を飾るべく息の合ったプレーを魅せる。注目の一戦だ。


写真:早田ひな(日本生命・写真左)、木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)/提供:ittfworld

早田/木原ペアはハナ・マテロワ/バラボラ・バラージョバー(スロバキア)ペアと対戦。早田/木原ペアは初戦を3-0で切り抜けている。パワーのある早田とバランス型の木原の絶妙なコンビネーションにも注目だ。また、大藤/横井ペアは、第2シードの強敵、陳思羽(チェンズーユ)/鄭先知(ジェンシェンチー・チャイニーズタイペイ)ペアに挑む。

5日目結果

男子シングルス2回戦

〇張本智和 3-0 サイチヤン・グナナセカラン(インド)
11-4/11-5/11-8

森薗政崇 1-3 〇クアドリ・アルナ(ナイジェリア)
6-11/9-11/11-1/7-11

丹羽孝希 0-3 〇グスターボ・ツボイ(ブラジル)
4-11/4-11/5-11

〇水谷隼 3-0 邱党(チュウダン・ドイツ)
11-7/11-6/11-6

女子シングルス2回戦

〇伊藤美誠 3-0 マニカ・バトラ(インド)
11-7/11-6/11-7

〇大藤沙月 3-2 チャン・リリー(アメリカ)
11-5/8-11/11-4/9-11/11-3

〇平野美宇 3-1 バラボラ・バラージョバー(スロバキア)
11-7/11-5/11-13/11-9

〇石川佳純 3-1 ニーナ・ミッテルハム(ドイツ)
2-11/11-5/13-11/11-2/

〇早田ひな 3-1 キム・ナヨン(韓国)
11-9/11-6/4-11/11-8

男子ダブルス1回戦

〇及川瑞基/宇田幸矢 3-0 ロベルト・ガルドシュ/ダニエル・ハーベソン(ポーランド)
11-7/11-9/11-9

女子ダブルス1回戦

〇石川佳純/平野美宇 3-0 リー・ジオン/崔孝珠(チョヒョジュ・韓国)
11-5/11-5/11-8

〇早田ひな/木原美悠 3-0 パラナン・オラワン/サウェータブット・スターシニー(タイ)
11-4/11-9/11-9

〇大藤沙月/横井咲桜 3-1 アドリアーナ・ディアス/メラニー・ディアス(プエルトリコ)
11-8/3-11/11-4/11-8

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