安藤みなみ、東京五輪韓国代表下し8強入り 次戦は早田ひなと<卓球・WTTスターコンテンダードーハ> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:安藤みなみ(トップ名古屋)/提供:WTT

大会報道 安藤みなみ、東京五輪韓国代表下し8強入り 次戦は早田ひなと<卓球・WTTスターコンテンダードーハ>

2021.09.24

文:ラリーズ編集部

<WTTスターコンテンダードーハ大会 9月20日~25日>

23日、WTTスターコンテンダードーハ大会は4日目を迎え、男女シングルス、男女ダブルス、混合ダブルスで試合が行われた。

男子シングルスは日本勢上位進出ならず


写真:戸上隼輔(明治大学)/提供:WTT

男子シングルスでは2回戦が行われ、日本から吉村和弘(岡山リベッツ)、戸上隼輔(明治大学)が登場した。しかし、それぞれ李尚洙(イサンス・韓国)、クリスティアン・カールソン(スウェーデン)と各国の実力者に0-3のストレートで敗れた。これで日本男子はシングルスから姿を消すこととなった。


写真:アンドレイ・ガチーナ(クロアチア)/提供:WTT

また、他にも東京五輪シングルス銅メダリストのドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)が2回戦で趙勝敏(チョスンミン・韓国)に2回戦で敗れ、その趙勝敏も3回戦でアンドレイ・ガチーナ(クロアチア)に敗れるなど、波乱も多く起きている。

女子シングルスでは安藤が躍進


写真:安藤みなみ(トップ名古屋)/提供:WTT

女子シングルスで日本からは、芝田沙季(ミキハウス)、佐藤瞳(ミキハウス)、早田ひな(日本生命)、長﨑美柚(日本生命)、安藤みなみ(トップ名古屋)の5選手が2回戦に臨んだ。芝田、早田、長﨑、安藤は危なげなく勝ち進んだが、佐藤は東京五輪韓国代表の申裕斌(シンユビン・韓国)に2-3で敗れ、2回戦で姿を消した。

その申裕斌と3回戦で激突したのが安藤だ。昨年実業団を退社し、2月からプロ卓球選手として戦っており、現在はTリーグ・トップおとめピンポンズ名古屋の日本人エースとしての活躍も光っている。


写真:申裕斌(韓国)/提供:WTT

申裕斌との試合では、ゲームカウント0-2と追い詰められるもそこから大逆転勝利を収め、ベスト8入り。準々決勝では早田との日本人対決となる。安藤と早田は、アジア選手権選考会、世界選手権選考会では早田が勝利しているが、直前のTリーグでは安藤が3-0で勝利しており、どちらが勝ってもおかしくない対戦だ。

戸上がダブルスで活躍

男子ダブルスでは戸上/宇田幸矢(明治大学)ペアが、準々決勝で邱党/ベネディクト・デューダ(ドイツ)を下し、4強入りを決めた。ドイツペアは2019年のジャパンオープンで準優勝も果たした実力あるペアで、大学生ペアが上回った。

また、混合ダブルスでは、戸上/早田ペアが危なげなく準々決勝を突破。戸上は2種目のダブルスでベスト4入りとなっている。24日にはともに準決勝が行われる。戸上のダブルスでの躍進にも注目だ。

日本選手 結果

男子シングルス2回戦

吉村和弘 0-3 李尚洙(イサンス・韓国)〇
8-11/12-14/7-11

戸上隼輔 0-3 クリスティアン・カールソン(スウェーデン)〇
12-14/11-13/9-11

女子シングルス2回戦

〇芝田沙季 3-1 曾尖(ゼンジャン・シンガポール)
8-11/11-6/11-9/11-7

佐藤瞳 2-3 申裕斌(シンユビン・韓国)〇
7-11/11-4/9-11/11-9/9-11

〇早田ひな 3-0 Karoline MISCHEK(オーストリア)
11-8/11-2/11-5

〇長﨑美柚 3-0 陳思羽(チェンズーユ・チャイニーズタイペイ)
11-9/11-2/11-2

〇安藤みなみ 3-0 バラボラ・バラージョバー(スロバキア)
11-9/11-5/11-9

女子シングルス3回戦

長﨑美柚 2-3 Archana Girish KAMATH(インド)〇
13-11/11-6/8-11/10-12/8-11

芝田沙季 1-3 田志希(チョンジヒ・韓国)〇
7-11/11-6/9-11/8-11

〇早田ひな 3-0 崔孝珠(チェヒョジュ)
11-4/11-9/11-9

〇安藤みなみ 3-2 申裕斌(シンユビン・韓国)
9-11/6-11/11-7/11-4/11-2

男子ダブルス準々決勝

宇田幸矢/戸上隼輔 3-1 邱党/ベネディクト・デューダ(ドイツ)
9-11/11-3/11-6/13-11

混合ダブルス準々決勝

戸上隼輔/早田ひな 3-1 何鈞傑/李皓晴(中国香港)
11-3/11-2/7-11/11-4

24日 日本選手試合予定

女子シングルス準々決勝

早田ひな – 安藤みなみ

男子ダブルス準々決勝

木造勇人/吉村和弘 – ボヤン・トキッチ(スロベニア)/セドリック・ヌイティンク(ベルギー)

男子ダブルス準決勝

宇田幸矢/戸上隼輔 – 安宰賢/趙勝敏(韓国)vs呉柏男/林兆恒(中国香港)の勝者

女子ダブルス準々決勝

安藤みなみ/長﨑美柚 – 李皓晴/杜凱琹(中国香港)

混合ダブルス準決勝

戸上隼輔/早田ひな – 黃鎮廷/杜凱琹(中国香港)

スターコンテンダー・ドーハを観る方法

試合の模様は、WTT公式サイトやテレビ東京Youtubeチャンネルでも配信される。
また、発表されている実況・解説付きのライブ配信としては、J SPORTSにて9月21日(火)午後4時から登場する、PC、スマホ、タブレットで見られる動画配信サービス「J SPORTSオンデマンド」の卓球パックにて、23日〜25日の3日間、注目試合を中心に全時間帯を実況解説と共に、お手元のスマホでライブ中継が楽しめる。

こちらは月額1,100円(税込)、U25割(25歳以下)なら月額550円(税込)というお手頃価格で、申込みから視聴までスマホで簡単に完結するということだ。11月以降もWTTシリーズの試合配信を予定している。


写真:J SPORTS放送・配信概要/提供:J SPORTS


写真:11月のJ SPORTS放送・配信予定/提供:J SPORTS

日本の自宅から、遠くドーハでの各選手の活躍を楽しみたい。

安藤みなみインタビュー(2021年2月公開)


写真:安藤みなみ(トップおとめピンポンズ名古屋)/撮影:田口沙織

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