東京五輪金メダリストの実力 樊振東と王曼昱が中国国内大会2冠達成<卓球・全中国運動会> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:樊振東(写真左)と王曼昱/提供:ittfworld

大会報道 東京五輪金メダリストの実力 樊振東と王曼昱が中国国内大会2冠達成<卓球・全中国運動会>

2021.09.29

文:ラリーズ編集部

<第14回全中国運動会 日程:9月17日~26日 場所:陝西省>

4年に1度開催される中国の国内選手権、全中国運動会が9月17日~26日の日程で行われ、東京五輪金メダリストの樊振東(ファンジェンドン)と王曼昱(ワンマンユ)がそれぞれ男子団体と男子シングルス、女子シングルスと女子ダブルスを制して、2冠に輝いた。

男子団体・シングルス・ダブルス総括


写真:樊振東/提供:ITTF

男子団体決勝では樊振東、周启豪(ジョウチーホウ)、林高遠(リンガオユエン)の広東省チームと、王楚欽(ワンチューチン)、馬龍(マロン)、閻安(ヤンアン)の北京市チームが激突。樊振東、林高遠が勝利し、マッチカウント2-1となった4番シングルスでは樊振東vs馬龍という東京五輪シングルス決勝と同カードが実現する。

試合は馬龍が先に2ゲームを先取するも、樊振東が驚異の粘りを見せフルゲームに。最終第5ゲームもデュースにもつれ込み、一進一退の攻防となるが、最後は13-11で樊振東が競り勝ち広東省チームの優勝を決めた。


写真:劉丁碩/提供:ittfworld

男子シングルス決勝では樊振東と劉丁碩(リュウディンシュオ)が対戦。劉丁碩は今大会、許昕(シュシン)、王楚欽といった世界ランキング上位の選手を次々と撃破し、決勝まで勝ち上がった。この勢いのまま優勝をさらっていくかと思われたが、決勝では樊振東が力の差を見せつけ、4-0のストレート勝利。樊振東が男子団体と合わせて、2冠に輝いた。


写真:馬龍(写真右)と王楚欽/提供:ittfworld

男子ダブルス決勝では馬龍/王楚欽ペアと閻安/徐晨皓(シューチェンハオ)ペアが対戦。閻安/徐晨皓(シューチェンハオ)ペアは準々決勝で樊振東/林高遠ペアに勝利するなど、今大会勢いに乗っていたが、4ゲーム中3ゲームがデュースとなる接戦を馬龍/王楚欽ペアが制し、男子ダブルス王者に輝いた。

男子団体結果

1位:広東省
2位:北京市
3位:河北省
4位:陝西省

男子シングルス結果

1位:樊振東
2位:劉丁碩
3位:梁靖崑(リャンジンクン)
4位:王楚欽

男子ダブルス結果

1位:馬龍/王楚欽
2位:閻安/徐晨皓
3位:曹巍/徐瑛彬(シュインビン)
4位:尚坤(シャンクン)/趙子豪(ジャオズーホウ)

女子団体・シングルス・ダブルス総括


写真:陳幸同/提供:ittfworld

女子団体決勝では王藝迪(ワンイーディ)、陳幸同(チェンシントン)、李佳燚(リージャーイ)の遼寧省チームと、陳夢(チェンムン)、王暁彤(ワンシャオトン)、顧玉婷(グーユーティン)の山東省チームが激突。1番シングルスは東京五輪女子シングルス金メダリストの陳夢が勝利し、山東省チームが先制するも、2番、3番シングルスを遼寧省チームが制し、勝利に王手をかける。

運命の4番シングルスは、この試合で勝利を挙げている陳幸同と陳夢の対決に。陳夢は勝利して5番に繋ぎたいところだったが、陳幸同がゲームカウント3-1で勝利する金星を挙げ、遼寧省チームが女子団体を制した。


写真:王曼昱/提供:ITTF

女子シングルス決勝では王曼昱と孫穎莎(スンイーシャ)の東京五輪代表対決となった。第1ゲームを12-10で王曼昱が制すると、続く第2、第3ゲームも王曼昱が勝利。何とか挽回したい孫穎莎は第4ゲームで一時7-4までリードを広げるが、そこから王曼昱が怒涛の7連続ポイントで逆転。ゲームカウント4-0のストレートで王曼昱が女子シングルス王者に輝いた。


写真:車暁曦/提供:ittfworld

女子ダブルス決勝には王曼昱/車暁曦(チェシャオシ)ペアと王藝迪/陳幸同ペアが対戦。王藝迪/陳幸同ペアは今大会第1シード。陳幸同は女子団体を制しており2冠を狙ったが、準決勝で第2シードの孫穎莎/孫銘陽ペアを破った、王曼昱/車暁曦ペアが4-0のストレートで勝利。王曼昱は女子シングルスと合わせて2冠を達成した。

女子団体結果

1位:遼寧省
2位:山東省
3位:河北省
4位:四川省

女子シングルス結果

1位:王曼昱
2位:孫穎莎
3位:劉詩雯
4位:陳夢

女子ダブルス結果

1位:王曼昱/車暁曦
2位:王藝迪/陳幸同
3位:石洵瑶(シシュンヤオ)/蒯曼(クワイマン)
4位:孫穎莎/孫銘陽

混合ダブルス総括

混合ダブルス決勝では許昕/劉詩雯(リュウスーウェン)ペアと曹巍/王曼昱ペアが対戦。


写真:許昕(写真左)/劉詩雯/提供:ITTF

試合は、今大会第1シードの許昕/劉詩雯ペアが2ゲームを先取し、幸先の良いスタートを切る。しかし、曹巍/王曼昱ペアが第3ゲームを制すると、続く第4ゲームはデュースにもち込まれる。この第4ゲームは許昕/劉詩雯ペアが何とか勝利するも、第5ゲームは曹巍/王曼昱ペアが制して、ゲームカウントは3-2。流れを掴みきれない許昕/劉詩雯ペアは、第6ゲームも先にゲームポイントを握られてしまう。

しかし、そこは東京五輪中国代表ペア。追いついてデュースにもち込むと、最後は13-11で勝利。熱戦を制し、ゲームカウント4-2で混合ダブルスの部で優勝を掴み取った。

混合ダブルス結果

1位:許昕/劉詩雯
2位:曹巍/王曼昱
3位:孫聞(スンウェン)/銭天一(チェンティエンイ)
4位:林高遠/黄頴琦

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