文:ラリーズ編集部
<世界選手権個人の部(世界卓球2021)ヒューストン大会 日時:11月23日~29日 場所:アメリカ・ヒューストン>
28日、世界選手権は6日目を迎え、女子ダブルス準決勝に伊藤美誠(スターツ)/早田ひな(日本生命)ペアが登場。陳夢(チェンムン・中国)/銭天一(チェンティエンイ・中国)ペアにゲームカウント3-2で勝利し、進出を決めた。
粘りの逆転勝利
序盤はお互いにラリー戦を展開してポイントを重ねていき、僅かに上回った伊藤/早田ペアが第1ゲームを先取。
写真:伊藤美誠(スターツ)と早田ひな(日本生命)/撮影:ラリーズ編集部
しかし、第2ゲーム以降は中国ペアがボールを徹底的に伊藤のバックに集め、ミスを誘う。打たれる展開が続いて台から下がってしまった伊藤はミスが重なり、第2、第3ゲームは陳夢/銭天一ペアが奪取。
後がなくなった伊藤/早田ペアだが、第4ゲームは早田がフットワークを活かして積極的にフォアで攻撃をしかける。第4ゲームに勝利すると、第5ゲームもその勢いのまま試合が進み、終盤には伊藤のレシーブエースも出始め、完全に流れは日本ペアに。最後は早田の打球がエッジボールとなり、11-7で試合終了。フルゲームの熱戦を制して、伊藤/早田ペアが決勝進出を果たした。
女子ダブルス準決勝
写真:陳夢(チェンムン・中国)と銭天一(チェンティエンイ・中国/撮影:ラリーズ編集部
〇伊藤美誠/早田ひな 3-2 陳夢/銭天一
11-9/2-11/10-12/11-6/11-7
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