文:ラリーズ編集部
<ドイツブンデスリーガ2021-2022シーズン>
ドイツブンデスリーガの第9節が11日に行われ、今シーズンからバート・ホンブルグに加入した田中佑汰(愛知工業大)が、ダルコ・ヨルジッチ(スロベニア)に勝利し、今シーズン5勝目を挙げた。
スロベニアのエースに快勝
田中佑汰が所属するバート・ホンブルクはザールブリュッケンと対戦し、田中は1番シングルスと4番シングルスに出場した。
写真:ダルコ・ヨルジッチ(スロベニア)/提供:WTT
1番シングルスでは、東京五輪で張本智和(木下グループ)を破ったダルコ・ヨルジッチと対戦。ヨルジッチは今シーズンに入ってメキメキと頭角を現しているスロベニアのエース。強烈な両ハンド攻撃が持ち味の選手だが、田中は臆することなく攻め続け、ゲームカウント3-1で快勝。貴重な1勝を挙げ、チームに流れをもたらした。
写真:パトリック・フランチスカ(ドイツ)/提供:WTT
しかし、その後は2試合連続でザールブリュッケンが勝利し、4番シングルスに再び田中が登場。対するはヨーロッパトップ16優勝のパトリック・フランチスカ(ドイツ)。勝利を挙げてラストに繋ぎたいところだったが、ゲームカウント0-3で完敗。マッチカウント1-3で敗れ、バート・ホンブルクは今シーズン2勝目を挙げることはできなかった。
無敗記録を12に伸ばす
今季ここまで8戦全勝のボルシア・デュッセルドルフは、7勝1敗のオクセンハウゼンとの上位対決に臨んだ。
写真:アントン・ケルベリ(スウェーデン)/提供:WTT
昨シーズン個人25勝を挙げたデュッセルドルフ所属のアントン・ケルベリ(スウェーデン)は、2番シングルスでシモン・ゴジ(フランス)、4番シングルスでカナック・ジャー(アメリカ)と対戦。今シーズンもここまで10戦全勝を挙げている実力を見せつけ、2試合とも勝利。ケルベリは今シーズンの個人無敗記録を12に伸ばし、チームもマッチカウント3-1で勝利した。
上位対決を制したボルシア・デュッセルドルフは、9勝0敗で首位を保った。
ドイツブンデスリーガ第9節結果
〇ザールブリュッケン 3-1 バート・ホンブルグ
〇グリュンヴェッターズバッハ 3-2 ベルグノイシュタッド
〇ボルシア・デュッセルドルフ 3-1 オクセンハウゼン
〇フルダ・マーバーツェル 3-1 グレンツァオ
〇ミュールハウゼン 3-0 ブレーメン
2021-2022シーズンブンデスリーガ順位(12月14日時点)
1位 ボルシア・デュッセルドルフ:9勝0敗
2位 ザールブリュッケン:7勝2敗
3位 オクセンハウゼン:7勝2敗
4位 フルダ・マーバーツェル:6勝3敗
5位 ミュールハウゼン:5勝4敗
6位 ノイ・ウルム:4勝4敗
7位 ケーニヒスホーフェン:4勝4敗
8位 ベルグノイシュタッド:3勝6敗
9位 グリュンヴェッターズバッハ:3勝6敗
10位 ブレーメン:2勝7敗
11位 グレンツァオ:2勝7敗
12位 バート・ホンブルク:1勝8敗
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