2年ぶり出場の伊藤/早田ペア「初心に帰ってお互いが楽しめる」<世界卓球2021> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:伊藤美誠(スターツ)と早田ひな(日本生命)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 2年ぶり出場の伊藤/早田ペア「初心に帰ってお互いが楽しめる」<世界卓球2021>

2021.11.25

文:ラリーズ編集部

<世界選手権個人の部(世界卓球2021)ヒューストン大会 日時:11月23日~29日 場所:アメリカ・ヒューストン>

24日、世界選手権は大会2日目を迎え、女子ダブルス1回戦に伊藤美誠(スターツ)/早田ひな(日本生命)ペアが登場し、ゲームカウント3-0で勝利を飾った。伊藤/早田ペアは、国際大会に出場するのは2019年の世界選手権以来2年ぶり。試合後、伊藤/早田ペアが報道陣の質問に答えた。

伊藤美誠/早田ひなコメント

久々のペアリングでどう感じたか

早田:本当に久々の”みまひな”の感じで、身長差とかもすごい懐かしいなと思いながら試合に入りました。試合中も笑いも出てましたし、攻めるところは攻める連携プレーも上手くいきました。

あとは、2年前に比べて自分たちが「ちょっとここはミスが多いな」とか「ここになると厳しいな」ってなってたところも盛り返したりとか、そこから動いて得点に繋げたりとか。そういった部分も今の試合でけっこう出ることが多かったですね。

台の感じとか雰囲気とかも含めて、サーブとかパターンが難しい部分もあったんですけど、それでもあれだけいきなりラリーができたりとか、連係プレーでいきなり点数が取れたりとか。そういう練習を積み重ねてきた部分と、お互いの個人の力が付いた勝負なのかなと感じました。

伊藤:すごい楽しかったです。1試合目っていうのもあって、すごい出し切れたかっていうとそうではなかったんですけど、それでも調整とか調節はできたかなって思います。もちろん5ゲームっていうのもあって、けっこう早くて、いろいろとやれたかって言われるとそうでもないんですけど、練習してきた部分とか、ちょっと難しいけど調節してきた部分とかはできたのかなと。

最後も難しい体勢でもしっかり入れられて、ひなにバトンパスじゃないですけど、できたっていうのも、成長した部分かなっていうふうに思います。

伊藤選手はロングサーブのモーションがまた新しくなったように見えたが

伊藤:なりましたかね?(笑)これもちょこちょこ変わってるかもしれないです。自分でも、今これがやりやすいっていうのがあったりするんで、多分それは変わりやすいかもしれないです。少しづつ。

初めてのアメリカでの世界選手権、アメリカでの人気はどう感じるか。

早田:オリンピック終わって、美誠が凄いなっていうのは感じます。オリンピック金メダリストと一緒にいる、一緒にワイワイしているのが逆に不思議なくらい。いつもはそんな感じが見えないんですけど、やっぱり世界に行くと、オリンピック金メダリストとして尊敬する部分はありつつ、こうやって初心に帰ってお互いが楽しめる。それはそれで、自分たちらしさが出てて凄く良いのかなと思うので。

周りには見えていないかもしれないですけど、二人になるとハチャメチャなので(笑)でもそれがいいのかなって思います。

伊藤選手は写真撮影にも応えたりしていたが

伊藤:大会が開催されたことが私たちには凄く嬉しいことであって、さらに観客有りが本当に久しぶりなので、それこそ凄い楽しくて。全てに応えられないかもしれないんですけど、やっぱり「観に来てくれてありがとう」「試合をやらせてくれてありがとう」って言う気持ちで。

私たちは試合をしに来ているので、まずはそれが第一。試合をして、さらに試合を観に来てくれて「面白いな」って言ってくれる。それが一番なので。まずは私たちが勝つことが、みんなが嬉しいことでもあって、私たちが嬉しいことでもあるので、まずはそこが一番。さらに、普段触れ合えないっていうのがあるので、そういうところは海外でちょっとでもできたらいいな、とは思います。

女子ダブルス1回戦結果

〇伊藤美誠/早田ひな 3-0 Marie MIGOT/Audrey ZARIF(フランス)
11-4/12-10/11-5

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