文:ラリーズ編集部
<卓球・WTTシンガポールスマッシュ2022 日時:3月7日~20日 場所:シンガポール>
17日、WTTシンガポールスマッシュ2022男子シングルス準々決勝で、宇田幸矢(明治大)が邱党(キュウダン・ドイツ)と対戦。ゲームカウント3-2で宇田が勝利した。
リベンジ果たし4強入り
邱党は中国式ペンホルダーを使うドイツ選手。今大会は、東京五輪シングルスベスト8のオマー・アサール(エジプト)や、今シーズンドイツ・ブンデスリーガで個人24勝を挙げているアントン・ケルベリ(スウェーデン)を倒して、準々決勝まで勝ち上がってきている。
写真:宇田幸矢(明治大)/撮影:ラリーズ編集部
そんな邱党は、宇田が昨年の世界選手権でゲームカウント1-4で敗れている相手。リベンジを果たしたい宇田は、第1ゲーム序盤からサーブからの3球目攻撃を積極的に仕掛ける。しかし、邱党も同じくサーブからの3球目攻撃を展開し、ポイントの取り合いに。デュースまでもつれ込むが最後は邱党がポイントを獲得し、13-11で邱党が第1ゲームを制す。
続く第2ゲームはお互いが相手のサーブをチキータレシーブで狙いに行き、またもポイントの取り合いとなるが、後半から宇田が邱党にチキータをさせないサーブに変更したことで宇田が流れを掴み、第2ゲームは宇田が11-7で制する。
その後、第3ゲームを邱党、第4ゲームを宇田が制し、迎えた最終第5ゲームでは、序盤から宇田が強烈なドライブでポイントを重ねる。邱党もなんとか攻めたいところだったが、攻撃では宇田に先手を取られ焦ってミスをするなど、試合は完全に宇田ペースに。最後は宇田が得意の3球目攻撃を決め、11-6で勝利。フルゲームの熱戦を制し、ベスト4進出を決めた。
今大会、ティモ・ボル(ドイツ)や林鐘勲(イムジョンフン・韓国)など、世界各国のトッププレイヤーを次々に撃破している宇田。準決勝では、樊振東(ファンジェンドン・中国)もしくは、パトリック・フランチスカ(ドイツ)と対戦する。
男子シングルス準々決勝結果
写真:邱党(キュウダン・ドイツ)/提供:WTT
〇宇田幸矢 3-2 邱党
11-13/11-7/9-11/11-5/11-6