文:ラリーズ編集部
<卓球・ドイツブンデスリーガ2021-2022シーズン>
11日、ドイツブンデスリーガ2021-2022シーズンのプレーオフファイナルが行われ、ボルシア・デュッセルドルフがザールブリュッケンをマッチカウント3-2で下し、リーグ2連覇を達成した。
東京五輪代表が殊勲の2勝
プレーオフファイナル決勝には、レギュラーシーズン1位のボルシア・デュッセルドルフと2位のザールブリュッケンが勝ち上がってきた。試合は1番シングルスで東京五輪スウェーデン代表のアントン・ケルべリが勝利を挙げ、デュッセルドルフが先制する。
写真:ダルコ・ヨルジッチ(スロベニア)/提供:WTT
しかし、続く2番シングルスでパトリック・フランチスカ(ドイツ)、3番シングルスでは東京五輪で張本智和(IMG)を下したダルコ・ヨルジッチ(スロベニア)が勝利し、ザールブリュッケンが逆転。マッチカウント2-1で優勝に王手をかける。
写真:アントン・ケルべリ(スウェーデン)/提供:ETTU
後がなくなったデュッセルドルフは、4番シングルスに再びケルべリを送り出す。ザールブリュッケンからはこの日白星を挙げて好調のフランチスカが出場。1ゲーム目からデュースとなるハイレベルな攻防が繰り広げられるも、ケルべリがゲームカウント3-1で勝利を挙げ、デュッセルドルフが5番のダブルスに望みを繋ぐ。
そして、5番ダブルスではデュッセルドルフのクリスティアン・カールソン(スウェーデン)/邱党(キュウダン・ドイツ)ペアがゲームカウント3-0で勝ちきり、デュッセルドルフがマッチカウント3-2で逆転勝利。ケルべリのシングルス2勝の活躍で、デュッセルドルフがプレーオフファイナルを制し、ドイツブンデスリーガ2連覇を達成した。
ドイツブンデスリーガ2021-2022シーズンプレーオフファイナル
〇ボルシア・デュッセルドルフ 3-2 ザールブリュッケン
写真:邱党(キュウダン・ドイツ)/提供:WTT
〇アントン・ケルべリ(スウェーデン) 3-1 トーマス・ポランスキー(ポーランド)
邱党(キュウダン・ドイツ)2-3 パトリック・フランチスカ(ドイツ)〇
ティモ・ボル(ドイツ)1-3 ダルコ・ヨルジッチ(スロベニア)〇
〇アントン・ケルべリ(スウェーデン)3-1 パトリック・フランチスカ(ドイツ)
〇クリスティアン・カールソン(スウェーデン)/邱党(キュウダン・ドイツ)3-0 ダルコ・ヨルジッチ(スロベニア)/トーマス・ポランスキー(ポーランド)
ドイツブンデスリーガとは
ドイツブンデスリーガは、各クラブ2試合ずつ総当たりでのリーグ戦を行うレギュラーシーズンと、上位4クラブによるトーナメント方式のプレーオフに分かれている。なお、プレーオフ準決勝では最大3試合で先に2勝したクラブがファイナルに進み、プレーオフファイナルでは1発勝負で勝者を決める。
写真:水谷隼氏/提供:WTT
今回プレーオフファイナルに進出したボルシア・デュッセルドルフは、かつて水谷隼氏が所属していたドイツブンデスリーガの名門クラブ。現在も所属選手に、ドイツやスウェーデンなど各国の代表選手を揃えている。
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