文:ラリーズ編集部
<卓球・WTTフィーダーオトーチェッツ 日程:6月20日~26日 場所:オトーチェッツ(スロベニア)>
26日、WTTフィーダーオトーチェッツは最終日を迎え、男女シングルス決勝までと男女ダブルス決勝が行われた。
平野が5年ぶりのV
女子シングルス決勝では、準決勝で共に中国選手を破った平野美宇(木下グループ)と小塩遥菜(JOCエリートアカデミー/星槎)が対戦した。勝てば5年ぶりの国際大会優勝となる平野と16歳のカットマン・小塩の試合は、第1ゲームからデュースにもつれこむ接戦となる。
写真:小塩遥菜(JOCエリートアカデミー/星槎)/提供:WTT
しかし、第1ゲームを平野が制すると続く第2ゲームも勝利。第3ゲームこそ小塩が粘って制するも、第4、第5ゲームは再び平野が制し、ゲームカウント4-1で勝利。2017年のアジア選手権以来となる国際大会のシングルス優勝を飾った。
写真:張禹珍(ジャンウジン・韓国)/提供:WTT
男子シングルス決勝では、東京五輪韓国代表の張禹珍(ジャンウジン)と世界ランキング34位の中国期待の若手・向鵬(シャンパン・中国)が激突。フルゲームの激戦を張禹珍が制し、男子シングルス優勝の座を掴み取った。また、張禹珍は男子ダブルスも制しており、今大会2冠を達成した。
写真:吉村真晴(愛知ダイハツ)/提供:WTT
また、今大会はリオ五輪男子団体銀メダリストの吉村真晴(愛知ダイハツ)の3年ぶりに出場する国際大会としても注目を集めた。男子シングルスと男子ダブルスに予選から出場した吉村は、見事本戦出場権を獲得したものの、男子シングルスは1回戦敗退、男子ダブルスはベスト8という成績に終わった。
26日試合結果
男子シングルス準決勝
ベネデック・オラー(フィンランド)0-4 張禹珍(ジャンウジン・韓国)〇
8-11/7-11/9-11/3-11
林詩棟(リンシドン・中国)0-4 向鵬(シャンパン・中国)〇
7-11/6-11/9-11/9-11
男子シングルス決勝
〇張禹珍(ジャンウジン・韓国)4-3 向鵬(シャンパン・中国)
12-10/11-6/8-11/8-11/12-10/12-14/11-2
女子シングルス準決勝
〇平野美宇(木下グループ)4-1 QIN Yuxuan(中国)
11-8/11-8/8-11/11-5/12-10
〇小塩遥菜(JOCエリートアカデミー/星槎)4-1 蒯曼(クワイマン・中国)
11-8/11-9/11-9/4-11/14-12
女子シングルス決勝
〇平野美宇(木下グループ)4-1 小塩遥菜(JOCエリートアカデミー/星槎)
12-10/11-7/9-11/11-9/12-10
男子ダブルス決勝
〇張禹珍(ジャンウジン)/趙大成(チョデソン・韓国)3-2 林詩棟(リンシドン)/向鵬(シャンパン・中国)
11-6/10-12/4-11/12-10/11-8
女子ダブルス決勝
〇杜凱琹(ドゥホイカン)/ZHU Chengzhu(中国香港)3-0 Prapti SEN/Ayhika MUKHERJEE(インド)
11-2/11-7/11-8
最終結果
男子シングルス
写真:男子シングルス表彰/提供:WTT
1位:張禹珍(ジャンウジン・韓国)
2位:向鵬(シャンパン・中国)
3位:林詩棟(リンシドン)、ベネデック・オラー(フィンランド)
女子シングルス
写真:女子シングルス表彰/提供:WTT
1位:平野美宇(木下グループ)
2位:小塩遥菜(JOCエリートアカデミー/星槎)
3位:QIN Yuxuan(中国)、蒯曼(クワイマン・中国)
男子ダブルス
写真:男子ダブルス表彰/提供:WTT
1位:張禹珍(ジャンウジン)/趙大成(チョデソン・韓国)
2位:林詩棟(リンシドン)/向鵬(シャンパン・中国)
3位:趙大成(チョデソン)/安宰賢(アンジェヒョン・韓国)
女子ダブルス
写真:女子ダブルス表彰/提供:WTT
1位:杜凱琹(ドゥホイカン)/ZHU Chengzhu(中国香港)
2位:Prapti SEN/Ayhika MUKHERJEE(インド)
3位:ハナ・マテロワ(チェコ)/バラボラ・バラージョバー(スロバキア)、李皓晴(リホチン)/蘇慧音(スーワイヤムミニー・中国香港)
混合ダブルス
写真:混合ダブルス表彰/提供:WTT
1位:林詩棟(リンシドン)/蒯曼(クワイマン・中国)
2位:趙大成(チョデソン)/KIM Nayeong(韓国)
3位:ルボミール・ピシュティ/バラボラ・バラージョバー(スロバキア)、張禹珍(ジャンウジン)/田志希(チョンジヒ・韓国)