篠塚大登が単複で決勝に進出 2種目制覇なるか<卓球・WTTコンテンダーノバ・ゴリツァ2022> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:篠塚大登(愛知工業大)/提供:WTT

大会報道 篠塚大登が単複で決勝に進出 2種目制覇なるか<卓球・WTTコンテンダーノバ・ゴリツァ2022>

2022.11.07

文:ラリーズ編集部

<卓球・WTTコンテンダーノバ・ゴリツァ2022 日程:10月31日~11月6日 場所:ノバ・ゴリツァ(スロベニア)>

5日、WTTコンテンダーノバ・ゴリツァは大会6日目を終え、男女シングルスのファイナリスト、男女ダブルスのファイナリストが決定し、混合ダブルスのチャンピオンが決定した。

篠塚大登が同士討ちを制して決勝進出

男子シングルス準々決勝には、及川瑞基(木下グループ)と篠塚大登(愛知工業大)が登場。篠塚は、李尚洙(イサンス・韓国)との対戦となった。


写真:篠塚大登(愛知工業大)/提供:WTT

第1ゲームから、台上でのハイレベルな攻防が繰り広げられるも、決定力のある鋭いドライブで主導権を握った篠塚が、ゲームカウント3-1で勝利し、準決勝進出を決めた。

及川は世界ランキング上位のシモン・ゴジ(フランス)とリアム・ピッチフォード(イングランド)を倒して勝ち上がってきた馮翊新(フェンイーシン・チャイニーズタイペイ)と対戦。


写真:及川瑞基(木下グループ)/提供:WTT

第1ゲームでは、鋭いコース取りで激しいラリー戦を制した馮が先制するが、持ち前の粘り強さで得点を重ねた及川が3ゲームを連取し、ゲームカウント3-1で勝利。篠塚の待つ準決勝に駒を進めた。

そして、男子シングルス準決勝では篠塚と及川の日本人対決が実現。打球点の速い攻撃で先手を取った篠塚が第1、第2ゲームを連取するも、回転量の多い返球で要所を制した及川が3ゲーム連取して逆転し、勝利に王手をかける。

後の無くなった篠塚だったが、第6ゲームを取り試合は最終ゲームに突入。手数の多い攻撃を仕掛け続けた篠塚の勢いは止まらず、フルゲームの激戦の末日本人対決を制した篠塚が決勝進出を決めた。

小塩遥菜は準決勝で敗れて3位

女子シングルス3回戦には、小塩遥菜(JOCエリートアカデミー/星槎)と長﨑美柚(木下グループ)が出場した。長崎は韓国の新星・申裕斌(シンユビン・韓国)との対戦となった。長崎は、申裕斌の回転量の多い返球に終始圧倒され、ゲームカウント1-3で惜しくも3回戦敗退となった。

小塩は、3回戦で世界選手権代表のサウェータブット・スターシニー(タイ)を3-0で下すと、準決勝では楊暁欣(ヤンシャオシン・モナコ)との対決となった。


写真:小塩遥菜(JOCエリートアカデミー/星槎)/提供:WTT

変化の激しいカットで相手を翻弄する小塩と、正確かつ強烈なカット打ちを続ける楊の、両者ともに一歩も引かない展開となった。最終ゲームまでもつれるも小塩が一歩及ばず、ゲームカウント3-4で準決勝敗退となり、3位入賞で大会を終えた。

戸上隼輔/篠塚大登ペアが難敵を退けて決勝進出

男子ダブルス準決勝には、戸上隼輔(明治大)/篠塚大登(愛知工業大)ペアが出場した。及川瑞基(木下グループ)/田中佑汰(愛知工業大)ペアは準決勝に進出するも、棄権により、ベスト4で今大会を終えた。

戸上隼輔(明治大)/篠塚大登(愛知工業大)ペアは、今大会第1シードの趙大成(チョデソン)/李尚洙(イサンス・韓国)との対戦となった。


写真:戸上隼輔(明治大)/篠塚大登(愛知工業大)/提供:WTT

息の合ったコンビネーションで得点を重ねる韓国ペアと、鋭く速い打球で猛攻を仕掛ける戸上・篠塚ペアが2ゲームづつ奪い合い、最終ゲームに突入した。第5ゲームでは、台上で主導権を握った戸上・篠塚ペアが序盤から点数を重ね、ゲームカウント3-2で辛勝。決勝戦進出を決めた。

5日日本選手試合結果

男子シングルス準々決勝

〇及川瑞基(木下グループ)3-1 馮翊新(フェンイーシン・チャイニーズタイペイ)

〇篠塚大登(愛知工業大)3-1 李尚洙(イサンス・韓国)

女子シングルス準々決勝

長﨑美柚(木下グループ)1-3 申裕斌(シンユビン・韓国)〇

〇小塩遥菜(JOCエリートアカデミー/星槎)3-0 サウェータブット・スターシニー(タイ)

女子シングルス準決勝

小塩遥菜(JOCエリートアカデミー/星槎)3-4 楊暁欣(ヤンシャオシン・モナコ)〇

男子ダブルス準決勝

〇戸上隼輔(明治大)/篠塚大登(愛知工業大)3-2 趙大成(チョデソン)/李尚洙(イサンス・韓国)

及川瑞基(木下グループ)/田中佑汰(愛知工業大)0-3 ダルコ・ヨルジッチ(スロべニア)/トーマス・ポランスキー(チェコ)〇

6日日本選手試合予定

男子シングルス決勝

篠塚大登(愛知工業大)- ダルコ・ヨルジッチ(スロべニア)

男子ダブルス決勝

戸上隼輔(明治大)/篠塚大登(愛知工業大)- ダルコ・ヨルジッチ(スロべニア)/トーマス・ポランスキー(チェコ)

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