写真:戸上隼輔(明治大)/篠塚大登(愛知工業大)/提供:WTT
大会報道 篠塚大登が単複で2冠に輝く 及川瑞基、小塩遥菜は3位入賞を果たす<卓球・WTTコンテンダーノバ・ゴリツァ2022>
2022.11.08
文:ラリーズ編集部
<卓球・WTTコンテンダーノバ・ゴリツァ2022 日程:10月31日~11月6日 場所:ノバ・ゴリツァ(スロベニア)>
6日、WTTコンテンダーノバ・ゴリツァは大会最終日を終え、男女シングルスのチャンピオン、男女ダブルスのチャンピオンが決定した。
篠塚大登が強敵を下し優勝を掴む
男子シングルス決勝には篠塚大登(愛知工業大)が登場した。篠塚は、今大会第1シードであるダルコ・ヨルジッチ(スロべニア)との対戦となった。
写真:篠塚大登(愛知工業大)/提供:WTT
第1ゲームから先手を取り、攻撃の手を緩めなかった篠塚が勢いのままに2ゲーム連取するも、篠塚の猛攻をいなし始めたヨルジッチが良い流れを手繰り寄せ、3ゲームを連取する。
後の無くなった篠塚だったが、前陣でのミスを恐れない速攻プレーで主導権を握り返し、2ゲームを連取。フルゲームの末、格上相手から勝利を掴み取った篠塚が男子シングルスで優勝に輝いた。
戸上隼輔/篠塚大登ペアが快勝で優勝を果たす
男子ダブルス決勝には戸上隼輔(明治大)/篠塚大登(愛知工業大)が出場し、ダルコ・ヨルジッチ(スロべニア)/トーマス・ポランスキー(チェコ)との対戦となった。
写真:戸上隼輔(明治大)/篠塚大登(愛知工業大)/提供:WTT
要所で戸上の鋭いチキータが炸裂し、接戦となった第1ゲームを奪う。勢いそのままに第2、第3ゲームも連取し、戸上/篠塚ペアが男子ダブルス優勝を果たした。篠塚は見事単複2冠に輝いた。
申裕斌が女子シングルスを制す
女子シングルス決勝では、準々決勝で長﨑美柚(木下グループ)を倒して勝ち上がってきた申裕斌(シンユビン・韓国)と、準決勝で小塩遥菜(JOCエリートアカデミー/星槎)との接戦を制した楊暁欣(ヤンシャオシン・モナコ)の対戦となった。
写真:申裕斌(シンユビン・韓国)/提供:WTT
回転量の多いバックハンドを武器に申裕斌が3ゲーム連取するも、楊暁欣が粘り強いプレーで3ゲームを奪い返す。
最終ゲームの6-6まで両者一歩も譲らない攻防が続くも、強烈なバックハンドで流れをつかんだ申裕斌が5点連取で優勝を決めた。申裕斌は混合ダブルスに続き、2つ目のタイトル獲得となった。
6日試合結果
男子シングルス決勝
〇篠塚大登(愛知工業大)4-3 ダルコ・ヨルジッチ(スロべニア)
女子シングルス決勝
〇申裕斌(シンユビン・韓国)4-3 楊暁欣(ヤンシャオシン・モナコ)
男子ダブルス決勝
〇戸上隼輔(明治大)/篠塚大登(愛知工業大)3-0 ダルコ・ヨルジッチ(スロべニア)/トーマス・ポランスキー(チェコ)
女子ダブルス決勝
〇杜凱琹(ドゥホイカン・中国香港)/ZHU Chengzhu(中国香港)3-0 リンダ・バルグストローム(スウェーデン)/クリスティーナ・ケルべリ(スウェーデン)
最終戦績
男子シングルス
写真:男子シングルス表彰式/提供:WTT
1位:篠塚大登(愛知工業大)
2位:ダルコ・ヨルジッチ(スロべニア)
3位:ベネディクト・デューダ(ドイツ)、及川瑞基(木下グループ)
女子シングルス
写真:女子シングルス表彰式/提供:WTT
1位:申裕斌(シンユビン・韓国)
2位:楊暁欣(ヤンシャオシン・モナコ)
3位:小塩遥菜(JOCエリートアカデミー/星槎)、エリザベタ・サマラ(ルーマニア)
男子ダブルス
写真:男子ダブルス表彰式/提供:WTT
1位:戸上隼輔(明治大)/篠塚大登(愛知工業大)
2位:ダルコ・ヨルジッチ(スロべニア)/トーマス・ポランスキー(チェコ)
3位:趙大成(チョデソン)/李尚洙(イサンス・韓国)、及川瑞基(木下グループ)/田中佑汰(愛知工業大)
女子ダブルス
写真:女子ダブルス表彰式/提供:WTT
1位:杜凱琹(ドゥホイカン・中国香港)/ZHU Chengzhu(中国香港)
2位:リンダ・バルグストローム(スウェーデン)/クリスティーナ・ケルべリ(スウェーデン)
3位:マニカ・バトラ(インド)/KAMATH Archana Girish(インド)、シャオ・マリア(スペイン)/DIACONU Adina(ルーマニア)
混合ダブルス
写真:混合ダブルス表彰式/提供:WTT
1位:申裕斌(シンユビン・韓国)/林鐘勲(イムジョンフン・韓国)
2位:マニカ・バトラ(インド)/サティアン・グナナセカラン(インド)
3位:ドーラ・マダラサズ(ハンガリー)/ナンダー・エチェキ(ハンガリー)、ベルナデッテ・スッチ(ルーマニア)/オビディウ・イオネスク(ルーマニア)