文:ラリーズ編集部
<WTTスターコンテンダーゴア 日時:2月27日~3月5日 場所:インド・ゴア>
4日、インドのゴアにて行われているWTTスターコンテンダーゴアは6日目を迎え、男女シングルスの準決勝までと、混合ダブルスの決勝が行われた。
張本智和は中国超え叶わずもベスト4
男子シングルス準決勝に進んだ張本智和(IMG)は、梁靖崑(リャンジンクン・中国)と対戦。ゲーム序盤は取って取られての展開となるが、梁靖崑が要所となる第1ゲームを先制。
写真:梁靖崑(リャンジンクン・中国)/提供:WTT
第2ゲームも梁靖崑が奪い、後がなくなった張本智和だったが、第3ゲームを取り返し、ゲームカウント1-2となった。しかし、張本智和の反撃もここまで。梁靖崑が第4ゲームを奪って勝利を挙げた。
写真:張本美和(木下アカデミー)/提供:WTT
女子シングルス準決勝には張本美和(木下アカデミー)と平野美宇(木下グループ)が登場。張本美和は準々決勝で銭天一(チェンティエンイ・中国)を破って王藝迪(ワンイーディー・中国)と、中国勢との2連戦となった。
写真:王藝迪(ワンイーディー・中国)/提供:WTT
第1ゲームを取られるものの第2、第3ゲームを張本美和が奪い王藝迪を追い詰める。しかし第4ゲームの接戦を王藝迪が奪うと、最終ゲームも王藝迪が取り、張本美和は惜しくも敗れた。
写真:平野美宇(木下グループ)/提供:WTT
一方、平野は鄭怡静(チェンイーチン・チャイニーズタイペイ)と対戦。第1ゲームからデュースとなるが、鄭怡静が奪い先制。しかし第2、第3ゲームは平野が巻き返しを見せゲームカウント2-1に。
写真:鄭怡静(チェンイーチン・チャイニーズタイペイ)/提供:WTT
しかし鄭怡静が第4ゲーム、そして最終ゲームを取り切り勝利、平野はベスト4で今大会を終えた。日本勢では張本兄妹と平野がシングルスでベスト4に入った。
戸上・張本美和組は初ペアで準V
混合ダブルス決勝に登場した張本美和/戸上隼輔(明治大)ペアは、張禹珍(ジャンウジン)/田志希(チョンジヒ・韓国)ペアと対戦。
写真:張禹珍(ジャンウジン)/田志希(チョンジヒ・韓国)/提供:WTT
第1ゲームから張禹珍のパワーのある攻撃を中心に韓国ペアが先制する。第2ゲームでは張本美和/戸上ペアが取り返してゲームカウント1-1に。
しかし、韓国ペアのコンビネーションと威力のある攻撃に張本美和/戸上ペアは要所で点を取り切れず、1-3で敗れた。しかし、初めてのペアリングでの準優勝をつかみ取った。
5日には宇田幸矢/戸上隼輔(明治大)が男子ダブルス、張本美和/長﨑美柚(木下グループ)が女子ダブルスの決勝に登場し、優勝を狙う。4日の日本選手試合結果と、5日の試合予定は以下の通り。
4日日本選手試合結果
男子シングルス準々決勝
〇張本智和(IMG) 3-1 安宰賢(アンジェヒョン・韓国)
男子シングルス準決勝
張本智和(IMG) 1-3 梁靖崑(リャンジンクン・中国)〇
女子シングルス準々決勝
〇張本美和(木下アカデミー) 3-1 銭天一(チェンティエンイ・中国)
〇平野美宇(木下グループ) 3-0 ハン・イン(ドイツ)
女子シングルス準決勝
張本美和(木下アカデミー) 2-3 王藝迪(ワンイーディー・中国)〇
平野美宇(木下グループ) 2-3 鄭怡静(チェンイーチン・チャイニーズタイペイ)〇
混合ダブルス決勝
戸上隼輔(明治大)/張本美和(木下アカデミー) 1-3 張禹珍(ジャンウジン)/田志希(チョンジヒ・韓国)〇
5日試合予定
男子シングルス決勝
梁靖崑(リャンジンクン・中国) – 林詩棟(リンシドン・中国)
女子シングルス決勝
王藝迪(ワンイーディー・中国) – 鄭怡静(チェンイーチン・チャイニーズタイペイ)
男子ダブルス決勝
宇田幸矢/戸上隼輔(明治大) – 安宰賢(アンジェヒョン)/趙勝敏(チョスンミン・韓国)
女子ダブルス決勝
張本美和(木下アカデミー)/長﨑美柚(木下グループ) – 鄭怡静(チェンイーチン)/李昱諄(リユジュン・チャイニーズタイペイ)