文:ラリーズ編集部
<卓球・WTTチャンピオンズマカオ2023 日時:4月17日~23日 場所:マカオ(中国)>
17日から開幕した、WTTチャンピオンズマカオ2023。18日は、男女シングルス1回戦が行われ、戸上隼輔(明治大)、張本智和(智和企画)、木原美悠(木下グループ)が出場した。
張本が中国の新鋭下す
男子シングルス1回戦に登場した張本は、急成長を遂げている中国の18歳、林詩棟(リンシドン・中国)と対戦した。
写真:林詩棟(リンシドン・中国)/提供:WTT
第1ゲームは林の勢いに押され先制されるも、第2ゲームから修正し、ゲームカウント2-1とリード。第4ゲームは取られるものの、最終ゲームは序盤からリードした張本が、フルゲームの激戦を制した。
写真:張本智和(智和企画)/提供:WTT
張本は2回戦では、篠塚大登(愛知工業大)に勝利した黄鎮廷(ウォンチュンティン・中国香港)との対戦となる。
ペン裏面打法を駆使した巧みなプレーを見せる黄を、張本は攻略することが出来るか注目だ。
写真:黄鎮廷(ウォンチュンティン・中国香港) /提供:WTT
同じく男子シングルス1回戦に登場した戸上は、世界ランキング8位の林昀儒(リンインジュ・チャイニーズタイペイ)と対戦した。
序盤から拮抗した試合展開で、第1ゲームを落とすも、第2ゲームはデュースを制し、ゲームカウント2-1とリードする。
写真:林昀儒(リンインジュ・チャイニーズタイペイ)/提供:WTT
第4ゲームでも9-9までもつれる接戦となるも、強烈なチキータを見せた林がこのゲームを奪い、勝負は最終ゲームへ。
最終ゲームでは、序盤で一気に突き放した林がフルゲームで勝利。戸上は惜しくも1回戦敗退となった。
写真:戸上隼輔(明治大)/提供:WTT
その他男子シングルスでは、WTTチャンピオンズ新郷2023大会ベスト4の林鐘勲(イムジョンフン・韓国)にフルゲームで勝利したドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)。
写真:ドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)/提供:WTT
邱党(キュウダン・ドイツ)にゲームカウント0-2から逆転勝利したアントン・ケルべリ(スウェーデン)らが2回戦進出を決めた。
木原は中国選手敗れる
女子シングルス1回戦に出場した木原美悠(木下グループ)は、世界ランキング6位の銭天一(チェンティエンイ・中国)と対戦した。
終始ミスの少ないプレーで、木原を攻略した銭がゲームカウント3-0で勝利。木原は1回戦敗退となった。
写真:木原美悠(木下グループ)/提供:WTT
また女子シングルス1回戦では、世界ランキング5位の陳幸同(チェンシントン・中国)が、ベルナデッテ・スッチ(ルーマニア)に敗れる波乱が起きた。
写真:ベルナデッテ・スッチ(ルーマニア)/提供:WTT
安定したプレーで第1ゲームを陳が先取するも、攻撃的なバックハンドで試合の主導権を握ったスッチがゲームカウント3-1で勝利。
五輪王者の陳夢(チェンムン・中国)に勝利したこともあるスッチが、世界ランキング5位を相手に金星を上げた。
19日の女子シングルス2回戦では、石川佳純(全農)が五輪王者の陳夢(チェンムン・中国)、早田ひな(日本生命)が田志希(チョンジヒ・韓国)、伊藤美誠(スターツ)が鄭怡静(チェンイーチン・チャイニーズタイペイ)と対戦する。
写真:石川佳純(全農)/提供:WTT
各選手がアジアの強豪選手との対戦となるが、勝利を収めることが出来るか注目だ。
日本選手の18日試合結果、19日試合予定は以下の通り。
18日日本選手試合結果
男子シングルス1回戦
戸上隼輔(明治大)2-3 林昀儒(リンインジュ・チャイニーズタイペイ)〇
〇張本智和(智和企画)3-2 林詩棟(リンシドン・中国)
女子シングルス1回戦
木原美悠(木下グループ)0-3 銭天一(チェンティエンイ・中国)〇
19日試合予定
男子シングルス2回戦
張本智和(智和企画)‐ 黄鎮廷(ウォンチュンティン)
女子シングルス2回戦
石川佳純(全農)‐ 陳夢(チェンムン・中国)
早田ひな(日本生命)‐ 田志希(チョンジヒ・韓国)
伊藤美誠(スターツ)‐ 鄭怡静(チェンイーチン・チャイニーズタイペイ)