15歳・髙森愛央 2度の日本人対決制しU17、U15で2冠 渡部民人、伊藤友杏も各種目でV<WTTユースコンテンダーヘルシンボリ2023> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:髙森愛央(ミキハウスJSC)/提供:WTT

大会報道 15歳・髙森愛央 2度の日本人対決制しU17、U15で2冠 渡部民人、伊藤友杏も各種目でV<WTTユースコンテンダーヘルシンボリ2023>

2023.06.13

文:ラリーズ編集部

<WTTユースコンテンダーヘルシンボリ2023 日時:6月8日~6月11日 場所:スウェーデン・ヘルシンボリ>

6月8日よりスウェーデンのヘルシンボリで開催されていた、WTTユースコンテンダーヘルシンボリは6月11日に最終日を迎えた。

日本から男子は、坂井雄飛(愛工大名電高)、萩原啓至(愛工大名電高)、面田知己(愛工大名電高)、渡部民人(星槎中)が参加。

女子は、小塩悠菜(星槎中)、今枝愛美(愛み大瑞穂高)、髙森愛央(ミキハウスJSC)、香取悠珠子(星槎中)、竹谷美涼(貝塚第二中)、日下部詩季(城南中)、伊藤友杏(貝塚第二中)、花沢夏琳(星槎中)が参加した。

髙森愛央が2冠

U17、U15女子シングルスに出場した髙森は、9日に行われたU17女子シングルス準々決勝でSally MOYLAND(アメリカ)と対戦した。MOYLANDは前回のハビージョフ大会で小塩とフルゲームの熱戦を演じた強敵である。


写真:Sally MOYLAND(アメリカ)/提供:WTT

フルゲームにもつれる激戦となったが、最終ゲームを11-3と圧倒した髙森が準決勝に進出した。その後準決勝では、Elise PUJOL(フランス)にストレートで勝利し、決勝へ進出。

もう一方の準決勝では小塩と竹谷が対戦した。U17女子世界ランキングでは小塩が17位、竹谷が119位という対戦となったが、積極的な攻めを見せた竹谷が3‐1で勝利した。


写真:竹谷美涼(貝塚第二中)/提供:WTT

決勝では髙森と竹谷の日本人対決となり、3-0のストレートで完勝した髙森が優勝を決めた。


写真:髙森愛央(ミキハウスJSC)/提供:WTT

11日に行われたU15女子シングルス準決勝では、U15決勝に続き、髙森と竹谷が対戦した。第1、2ゲームは髙森が連取し、優勝に王手をかける。リベンジを果たしたい竹谷は第3ゲームをデュースで奪い、第4ゲームもデュースに持ち込むも、髙森が粘り勝ち、決勝に進出した。

もう一つの準決勝では、U15と1つカテゴリーが上の試合ながら勝ち進んだ花沢夏琳(星槎中)がHSIEH Hsin-Jung(チャイニーズタイペイ)と対戦。

第1、3ゲームを奪い、あと1ゲーム奪うと決勝に進出できる状況になるも、逆転を許し、惜しくも準決勝敗退となった。


写真:花沢夏琳(星槎中)/提供:WTT

U15女子シングルス決勝では、髙森とHSIEH Hsin-Jungとの対戦となった。第1ゲームを髙森がデュースで先取すると、その勢いのままHSIEH Hsin-Jungを圧倒し、ストレートで勝利。

髙森はU17に続きU15も優勝し、2冠を達成した。


写真:髙森愛央(ミキハウスJSC)/提供:WTT

またU19女子シングルスでは、14歳の小塩悠菜(星槎中)が決勝に進出。Charlotte LUTZ(フランス)に敗れたものの、年齢カテゴリーの高い種目で準優勝の成績を収めた。


写真:小塩悠菜(星槎中)/提供:WTT

渡部民人がU15でV

U15男子シングルスに出場した渡部は、準々決勝でAleks PAKULA(ポーランド)と対戦。

第2、3ゲームを奪われ、ゲームカウント1-2と劣勢になるも、ここから渡部が逆転、Aleks PAKULAとのフルゲームを制した。

勢いに乗った渡部は、準決勝でNoah HERSEL(ドイツ)にゲームカウント3-1、決勝ではPatryk ZYWORONEK(ポーランド)にはストレートで勝利し、見事U15男子シングルス優勝を決めた。


写真:渡部民人(星槎中)/提供:WTT

またU17男子シングルスでは坂井雄飛(愛工大名電高)が準優勝、面田知己(愛工大名電高)が3位に入賞している。


写真:坂井雄飛(愛工大名電高)/提供:WTT

伊藤友杏が前回大会に続きU13でV

U13女子シングルスに出場した伊藤は、決勝まで順当に勝ち進み、決勝では花澤との日本人対決となった。

前回のハビージョフ大会U13女子シングルス決勝でも対戦した2人。花澤はゲームカウント0-2の劣勢と追い込まれるも2ゲームを奪い返し、勝負は最終ゲームへ。フルゲームにもつれる激戦は、最後に意地を見せた伊藤が優勝を決めた。


写真:伊藤友杏(貝塚第二中)/提供:WTT

各種目の結果は以下の通り。

試合結果

U19男子シングルス

優勝:CHAN Baldwin Ho Wah(中国香港)
準優勝:Giacomo ALLEGRANZA(イタリア)
3位:Darius MOVILEANU(ルーマニア)、Alan KURMANGALIYEV(カザフスタン)

U19女子シングルス

優勝:Charlotte LUTZ(フランス)
準優勝:小塩悠菜(星槎中)
3位:Lichen CHEN(アメリカ)、Sally MOYLAND(アメリカ)

U19混合ダブルス

優勝:Mia GRIESEL/Andre BERTELSMEIER(ドイツ)
準優勝:Darius MOVILEANU/Ioana SINGEORZAN(ルーマニア)
3位:Andrei ISTRATE(ルーマニア)/Nicole ARLIA(イタリア)、CHAN Baldwin Ho Wah/WONG Hoi Tung(中国香港)

U17男子シングルス

優勝:Iulian CHIRITA(ルーマニア)
準優勝:坂井雄飛(愛工大名電高)
3位:Nathan LAM(フランス)、面田知己(愛工大名電高)

U17女子シングルス

優勝:髙森愛央(ミキハウスJSC)
準優勝:竹谷美涼(貝塚第二中)
3位:Elise PUJOL(フランス)、小塩悠菜(星槎中)

U15男子シングルス

優勝:渡部民人(星槎中)
準優勝:Patryk ZYWORONEK(ポーランド)
3位:Noah HERSEL(ドイツ)、Kacper PERKOWSKI(ポーランド)

U15女子シングルス

優勝:髙森愛央(ミキハウスJSC)
準優勝:HSIEH Hsin-Jung(チャイニーズタイペイ)
3位:竹谷美涼(貝塚第二中)、花澤夏琳(星槎中)

U15混合ダブルス

優勝:HSIEH Hsin-Jung(チャニーズタイペイ)/Petr HODINA(オーストリア)
準優勝:Katarzyna RAJKOWSKA/Mateusz SAKOWICZ(ポーランド)
3位:Wassim ESSID(チュニジア)/Hoor FAWAD(パキスタン)、Nela ONDRUSOVA(スロバキア)/Youssef AIDLI(チュニジア)

U13男子シングルス

優勝:Nimit SOIPHUANG(タイ)
準優勝:Julian KORZUS(ポーランド)
3位:Dawid STANIOWSKI(ポーランド)、Melker JOHANSSON(スウェーデン)

U13女子シングルス

優勝:伊藤友杏(貝塚第二中)
準優勝:花澤夏琳(星槎中)
3位:Tashiya PIYADASA(アメリカ)、Deimante ADLYTE(リトアニア)

U11男子シングルス

優勝:Andrey MOCHALKIN(カザフスタン)
準優勝:Oleg YAKOVLEV(カザフスタン)
3位:Sauran SATMAKHAN (カザフスタン)

※3人リーグのため、3位は1名

U11女子シングルス

優勝:Mia HADZOVIC(ボスニアヘルツェゴビナ)
準優勝:Shodiyona KAMILZHANOVA (カザフスタン)
3位:Shokhina MIRKODIROVA (カザフスタン)

※3人リーグのため、3位は1名

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