文:ラリーズ編集部
<卓球・WTTコンテンダーザグレブ2023 日程:6月26日~7月2日 場所:ザグレブ(クロアチア)>
2日、WTTコンテンダーザグレブ2023の女子シングルス決勝が行われ、日本代表の平野美宇(木下グループ)が世界ランキング1位の孫頴莎(スンイーシャ・中国)と対戦した。
平野美宇が世界ランク1位を連破
平野は今大会、準々決勝と準決勝で中国人選手を下して決勝に勝ち上がってきた。対する孫頴莎も、準決勝で同じく日本代表の早田ひな(日本生命)をストレートで下すなど、世界ランキング1位に相応しい戦いぶりで決勝に駒を進めてきた。
試合は序盤から激しい攻防が繰り広げられる。平野が得意のバックハンドで攻めると、孫頴莎はフットワークと体幹を活かしたフォアハンドで打ち返す。白熱したゲーム展開となり、第1ゲームからお互いに1ゲームずつを取り合う展開に。
ゲームカウント2-3で迎えた第6ゲーム。平野は先にゲームポイントを握るも、孫頴莎の驚異の追い上げによって逆転され、10-11とマッチポイントを握られる。それでも、平野も懸命に粘り、第6ゲームを14-12で制して勝負は最終第7ゲームへ。
第7ゲームもお互いの強烈な両ハンドの攻防が繰り広げられるが、少しづつ孫頴莎にミスが目立ち始め、平野がリードを広げる。そのまま平野が10-6でマッチポイントを握り、最後は平野のバックハンドがネットインし、試合終了。
ゲームカウント4-3で平野が孫頴莎を下し、今シーズンの国際大会で初の優勝を飾った。
女子シングルス決勝
写真:孫頴莎(スンイーシャ・中国)/提供:WTT
〇平野美宇(木下グループ)4-3 孫頴莎(スンイーシャ・中国)
4-11/11-9/6-11/11-7/7-11/14-12/11-6