決勝で中国越え デンマークの24歳が自身初の国際大会V<卓球・WTTフィーダーオロモウツ> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:アンダース・リンド(デンマーク)/提供:WTT

大会報道 決勝で中国越え デンマークの24歳が自身初の国際大会V<卓球・WTTフィーダーオロモウツ>

2023.08.29

文:ラリーズ編集部

<卓球・WTTフィーダーオロモウツ 日程:8月22日〜26日 場所:オロモウツ(チェコ)>

8月26日、WTTフィーダーオロモウツは大会最終日を迎えた。

アンダース・リンドが初の国際大会V

男子シングルス決勝では、同じ24歳のアンダース・リンド(デンマーク)と薛飛(シュフェイ・中国)が対戦。試合は、第1ゲームを11-9、第2ゲームを12-10でリンドが制して王手をかけるも、第3ゲームを11-9で薛飛が奪取するなど、全ゲーム接戦となる。


写真:薛飛(シュフェイ・中国)/提供:WTT

勝負の第4ゲームもデュースまでもつれる展開となるも、最後はリンドが15-13で制して試合終了。ゲームカウント3-1で薛飛を下したリンドが、自身初となる国際大会優勝を飾った。

今大会で優勝したアンダース・リンドは、2021年に背中を損傷する大けがを負って選手生命の危機にさらされるも、そこからわずか半年で競技に復帰したことで話題となった選手でもある。今年5月の世界選手権では各国の代表選手を次々と撃破してベスト8まで勝ち進み、世界ランキングを35位まで上げるなど、着実にステップアップしてきている。

1年後に迫ったパリ五輪に出場する可能性もあり、メダル獲得を目指す日本代表にとっては脅威となり得る存在。今後の活躍にも大きな注目が集まっている。


写真:陳熠(チェンイー・中国)/提供:WTT

女子シングルス決勝は、陳熠(チェンイー・中国)と何卓佳(フーズオジャー・中国)による同士討ちとなった。第1ゲームからデュースにもつれる激戦となり、第1、第2ゲームを分け合うも、第3、第4ゲームを陳熠が取り切って勝利。ゲームカウント3-1で陳熠が何卓佳を撃破し、女子シングルス優勝を果たした。なお、陳熠は女子ダブルスでも優勝しており、今大会2冠となった。

WTTフィーダーオロモウツ2023最終結果

男子シングルス


写真:男子シングルス表彰式/提供:WTT

1位:アンダース・リンド(デンマーク)
2位:薛飛(シュフェイ・中国)
3位:セドリック・ヌイティンク(ベルギー)、アレグロ・マーティン(ベルギー)

女子シングルス


写真:女子シングルス表彰式/提供:WTT

1位:陳熠(チェンイー・中国)
2位:何卓佳(フーズオジャー・中国)
3位:Ivana MALOBABIC(クロアチア)、アンドレア・ドラゴマン(ルーマニア)

男子ダブルス


写真:男子ダブルス表彰式/提供:WTT

1位:周恺(ジョウカイ)/薛飛(シュフェイ・中国)
2位:PENG Wang-Wei/高承睿(ガオチェンルイ・チャイニーズタイペイ)
3位:タマス・ラカトシュ/David SZANTOSI(ハンガリー)、周启豪(ジョウチーホウ)/CHEN Yuanyu(中国)

女子ダブルス


写真:女子ダブルス表彰式/提供:WTT

1位:陳熠(チェンイー)/斉菲(チーフェイ・中国)
2位:Ivana MALOBABIC/Mateja JEGER(クロアチア)
3位:アンドレア・ドラゴマン/アディナ・ディアコヌ(ルーマニア)、金娜英(キムナヨン)/KIM Byeolnim(韓国)

混合ダブルス


写真:混合ダブルス表彰式/提供:WTT

1位:周恺(ジョウカイ)/何卓佳(フーズオジャー・中国)
2位:ルカ・ムラデノビッチ/倪夏蓮(ニーシャーリエン・ルクセンブルク)
3位:薛飛(シュフェイ)/斉菲(チーフェイ・中国)、トーマス・ポランスキー/Katerina TOMANOVSKA(チェコ)

日本勢最終結果

女子シングルス

小塩遥菜(JOCエリートアカデミー/星槎):ベスト16
野村萌(デンソー):ベスト32
赤江夏星(デンソー):予選2回戦敗退

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