早田ひな、伊藤美誠ら擁する女子団体 インド下し3位入賞 男子団体は5位入賞<卓球・アジア選手権> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:早田ひな(日本生命)/提供:WTT

大会報道 早田ひな、伊藤美誠ら擁する女子団体 インド下し3位入賞 男子団体は5位入賞<卓球・アジア選手権>

2023.09.05

文:ラリーズ編集部

<卓球・第26回ITTFアジア選手権2023 日程:9月3日〜10日 場所:平昌(韓国)>

9月3日から、韓国の平昌で第26回ITTFアジア選手権2023が開催されている。

アジア選手権とは?

アジア選手権は、2~3年ごとにアジア各国の予選を勝ち抜いた選手によって、アジアNo.1を決める大会である。卓球の全種目(男女シングルス・男女ダブルス・混合ダブルス・男女団体)が行われ、各種目で優勝者が決まる。

日本勢の記録としては2021年に女子シングルス・男子ダブルス・混合ダブルス・女子団体の計4種目で優勝している。中でも男子ダブルスは45年ぶり、混合ダブルスは43年ぶり、女子団体は47年ぶりの優勝、早田ひな(日本生命)が3冠を達成するなど歴史的快挙が続いた。

男子団体が5位入賞

9月3日からは男女団体戦が行われた。男子団体戦では、前回大会不参加の中国が日本の下に入る厳しいドローとなった。


写真:張本智和(智和企画)/提供:WTT

張本智和(智和企画)、篠塚大登(愛知工業大)、戸上隼輔(明治大)の3選手で臨んだ日本代表。しかし世界チャンピオンの樊振東(ファンジェンドン・中国)らを擁する中国の前に1番から3番全てストレートで敗れ、0-3で敗れる結果となった。


写真:篠塚大登(愛知工業大)/提供:WTT

5〜8位決定戦に回った男子日本代表は、カザフスタンと対戦。好調のキリル・ゲラシメンコ(カザフスタン)が2番で田中佑汰(個人)を下すも、篠塚大登が2勝の活躍を見せマッチカウント3-1で勝利。


写真:田中佑汰(個人)/提供:WTT

5、6位決定戦ではイランと対戦。1番でフルゲームの激戦を制した戸上隼輔が流れを作り、続く篠塚、田中も勝利を収め3-0で勝利。日本男子は5位入賞で団体戦を終えた。


写真:戸上隼輔(明治大)/提供:WTT

女子団体は3位に


写真:伊藤美誠(スターツ)/提供:WTT

女子団体は準々決勝でインドと対戦。伊藤美誠(スターツ)が1番で完勝を収め、2番ではマニカ・バトラ(インド)の変則プレーを早田ひな(日本生命)が攻略、3番では平野美宇(木下グループ)が勝利を収め、マッチカウント3-0で勝利となった。


写真:早田ひな(日本生命)/提供:WTT

決勝進出を懸け準決勝では中国と対戦。早田、平野、伊藤の布陣で挑んだ日本女子だったが、孫穎莎(スンイーシャ・中国)、陳夢(チェンムン・中国)、陳幸同(チェンシントン・中国)の前に、0-3で破れた。日本女子は3位入賞という結果となった。


写真:平野美宇(木下グループ)/提供:WTT

また5日には混合ダブルス2回戦が行われ、張本智和(智和企画)/早田ひな(日本生命)が登場。ハーメット・デサイ/AKULA Sreeja(インド)ペアに対し、安定したプレーを見せゲームカウント3-0で勝利した。


写真:張本智和(智和企画)/早田ひな(日本生命)/提供:WTT

5日までの日本選手の試合結果は以下の通り。

男子団体準々決勝

日本 0-3 中国〇

張本智和 0-3 王楚欽(ワンチューチン)〇
篠塚大登 0-3 樊振東(ファンジェンドン)〇
戸上隼輔 0-3 馬龍(マロン)〇

男子団体5〜8位決定戦

日本 3-1 カザフスタン

〇篠塚大登 3-0 KURMANGALIYEV Alan
田中佑汰 0-3 キリル・ゲラシメンコ〇
〇戸上隼輔 3-1 KENZHIGULOV Aidos
〇篠塚大登 3-1 キリル・ゲラシメンコ

男子団体5位、6位決定戦

〇日本 3-0 イラン

〇戸上隼輔 3-2 HODAEI Amir Hossein
〇篠塚大登 3-0 AMIRI NIA Soroosh
〇田中佑汰 3-0 NOROOZI Afshin

男子団体は5位入賞

女子団体準々決勝

〇日本 3-0 インド

〇伊藤美誠 3-0 MUKHERJEE Ayhika
〇早田ひな 3-1 マニカ・バトラ
〇平野美宇 3-1 MUKHERJEE Sutirtha

女子団体準決勝

日本 0-3 中国〇

早田ひな 0-3 孫穎莎(スンイーシャ)〇
平野美宇 1-3 陳夢(チェンムン)〇
伊藤美誠 0-3 陳幸同(チェンシントン)〇

日本女子は3位入賞

日本選手一覧

男子シングルス/男子団体

張本智和(智和企画)
篠塚大登(愛知工業大)
田中佑汰(個人)
戸上隼輔(明治大)
吉山僚一(日本大)

女子シングルス/女子団体

早田ひな(日本生命)
平野美宇(木下グループ)
伊藤美誠(スターツ)
木原美悠(木下グループ)
佐藤瞳(ミキハウス)

男子ダブルス

松島輝空(木下アカデミー)/吉山僚一(日本大)
篠塚大登(愛知工業大)/田中佑汰(個人)

女子ダブルス

張本美和(木下アカデミー)/平野美宇(木下グループ)
木原美悠/長﨑美柚(木下グループ)

混合ダブルス

張本智和(智和企画)/早田ひな(日本生命)

【連載】なぜ中国は卓球が強いのか?

>>水谷隼や丹羽孝希が語る!なぜ中国は卓球が強いのか