文:ラリーズ編集部
<卓球・WTTコンテンダーマスカット2023 日程:10月8~14日 場所:マスカット(オマーン)>
10日、オマーンのマスカットで開催されているWTTコンテンダーマスカット2023は3日目を迎え、各種目の予選の全試合が終了した。
松島が予選を勝ち抜く
日本勢で唯一予選からの出場となった松島輝空(木下アカデミー)は、男子シングルス予選2回戦から登場。デニ・コズル(スロベニア)相手に3-0のストレートで勝利を飾ると、続く3回戦で黄彦誠(フアンヤンチェン・チャイニーズタイペイ)と対戦。
松島が先に2ゲームを連取すると、負けじと黄彦誠も1ゲームを返す。しかし、第4ゲームで松島が11-6で取り勝利。本戦出場の切符を掴んだ。
写真:Cedric MEISSNER(ドイツ)/提供:WTT
男子ではほかに、Cedric MEISSNER(ドイツ)が予選3回戦でノシャド・アラミヤン(イラン)相手にフルゲームの激闘の末勝利し予選を突破。ティアゴ・アポロニア(ポルトガル)、ルボミール・ピシュテイ(スロバキア)らも本戦出場を決めている。
写真:ドーラ・マダラサズ(ハンガリー)/提供:WTT
女子シングルスでは、ギオギア・ピッコリン(イタリア)、ドーラ・マダラサズ(ハンガリー)、曾尖(ゼンジャン・シンガポール)らが予選を突破している。
男子単、混合複では早々に日本勢対決も
写真:篠塚大登(愛知工業大)/提供:WTT
翌11日からは各種目で本戦が始まる。男子シングルスでは、篠塚大登(愛知工業大)が初戦から強敵となる李尚洙(イサンス・韓国)に挑む。篠塚は1回戦を勝つと、続く2回戦で第1シードの張本智和(智和企画)と対戦する可能性がある。
写真:戸上隼輔(明治大)/提供:WTT
また、戸上隼輔(明治大)は2勝2敗と互角の戦いを繰り広げている黄鎮廷(ウォンチュンティン・中国香港)と、予選を突破した松島はクアドリ・アルナ(ナイジェリア)との一戦に挑む。
戸上、松島もまた2回戦で日本勢対決となる可能性があり、男子シングルスは日本勢の直接対決が実現されることに期待がかかる。
写真:長﨑美柚(木下グループ)/提供:WTT
女子シングルスでは長﨑美柚(木下グループ)と倪夏蓮(ニーシャーリエン・ルクセンブルク)の対決に注目したい。過去2戦ではいずれも長﨑が勝利しているが、倪夏蓮も中国勢に勝利することがあり侮れない。”生涯現役”を体現する大ベテランに長﨑は3勝目を挙げられるか。
写真:張本智和(智和企画)/早田ひな(日本生命)/提供:WTT
混合ダブルスもまた日本勢の直接対決が実現される可能性がある。第1シードの張本智和/早田ひな(日本生命)ペアはパワーのあるダニエル・ゴンザレス/アドリアーナ・ディアス(プエルトリコ)ペアと、松島輝空/張本美和(木下アカデミー)ペアは、林兆恒(リンチャンフン)/ZHU Chengzhu(中国香港)ペアとの試合となる。
日本勢ペアが勝利して準々決勝で直接対決実現なるか。
12日日本選手試合予定
男子シングルス1回戦
張本智和(智和企画) – アレグロ・マーティン(ベルギー)
篠塚大登(愛知工業大) – 李尚洙(イサンス・韓国)
戸上隼輔(明治大) – 黄鎮廷(ウォンチュンティン・中国香港)
松島輝空(木下アカデミー) – クアドリ・アルナ(ナイジェリア)
女子シングルス1回戦
早田ひな(日本生命) – タチアナ・ククルコバー(スロバキア)
張本美和(木下アカデミー) – HUANG Yi-Hua(チャイニーズタイペイ)
長﨑美柚(木下グループ) – 倪夏蓮(ニーシャーリエン・ルクセンブルク)
混合ダブルス1回戦
張本智和(智和企画)/早田ひな(日本生命) – ダニエル・ゴンザレス/アドリアーナ・ディアス(プエルトリコ)
松島輝空/張本美和(木下アカデミー) – 林兆恒(リンチャンフン)/ZHU Chengzhu(中国香港)
WTTコンテンダーマスカット2023参加日本人選手
男子シングルス
張本智和(智和企画)
篠塚大登(愛知工業大)
戸上隼輔(明治大)
松島輝空(木下アカデミー)※予選から参加
女子シングルス
早田ひな(日本生命)
張本美和(木下アカデミー)
長﨑美柚(木下グループ)
男子ダブルス
※日本選手の出場はなし
女子ダブルス
※日本選手の出場はなし
混合ダブルス
張本智和(智和企画)/早田ひな(日本生命)
松島輝空/張本美和(木下アカデミー)