早田ひなが女子単で優勝 カルデラノは接戦を制しV<卓球・WTTコンテンダーマスカット2023> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:早田ひな(日本生命)/提供:WTT

大会報道 早田ひなが女子単で優勝 カルデラノは接戦を制しV<卓球・WTTコンテンダーマスカット2023>

2023.10.15

文:ラリーズ編集部

<卓球・WTTコンテンダーマスカット2023 日程:10月8~14日 場所:マスカット(オマーン)>

14日、WTTコンテンダーマスカットは大会最終日を迎え、男女シングルスと男女ダブルスの決勝戦が行われた。

早田が女子単で優勝


写真:早田ひな(日本生命)/提供:WTT

女子シングルスの決勝戦には、早田ひな(日本生命)とアドリアーナ・ディアス(プエルトリコ)が登場。準決勝で早田は長﨑美柚(木下グループ)に、ディアスは張本美和(木下アカデミー)にそれぞれ勝利してきている。

第1ゲームの序盤はディアスがリードを広げるも、中盤から早田がサービスを中心に得点を重ねて逆転する。そのまま早田が先制点を挙げた。


写真:アドリアーナ・ディアス(プエルトリコ)/提供:WTT

第2ゲーム以降、早田の鋭いコースへの攻撃が冴え渡り、ディアス相手に点差を離していく。第2ゲーム、第3ゲームを早田が連取し、優勝に王手をかける。

ディアスも反撃の機会をうかがうが、早田の攻撃が止まらず第4ゲームも早田が優位の展開に。最後はラリーの中で早田のフォアハンドドライブが決め球となった。


写真:ウーゴ・カルデラノ(ブラジル)/提供:WTT

男子シングルス決勝にはウーゴ・カルデラノ(ブラジル)とリアム・ピッチフォード(イングランド)が登場した。カルデラノはアントン・ケルベリ(スウェーデン)に、ピッチフォードはシモン・ゴジ(フランス)に勝利して決勝まで進んできている。

試合は、第1ゲームからピッチフォードがバックハンドを軸に得点を重ね、先制する。第2ゲームでもピッチフォードの戦術が功を奏し、ゲームカウント2-0でピッチフォードがリードを広げた。


写真:リアム・ピッチフォード(イングランド)/提供:WTT

しかし、第3ゲームでカルデラノが台上から先手を取りリードすると、第4ゲームと第5ゲームはカルデラノが優位に立つ展開に。ゲームカウント2-3でカルデラノが優勝に一歩近づく。

第6ゲームでは互いに譲らぬ攻防を繰り広げデュースに突入。ピッチフォードが1ゲームを取り返し、勝負は最終ゲームに。序盤からカルデラノがラリー戦でリードし、チャンピオンシップポイントを握る。最後はカルデラノのバックハンドが決め球となり勝負が決まった。


写真:ドミトリ・オフチャロフ/パトリック・フランチスカ(ドイツ)/提供:WTT

男子ダブルスは、ドミトリ・オフチャロフ/パトリック・フランチスカ(ドイツ)ペアが制した。決勝ではアントン・ケルベリ/クリスチャン・カールソン(スウェーデン)ペア相手に、第1ゲームのデュースをものにする。

その後もドイツペアの息の合ったプレーが得点を生み、第2ゲームもドイツペアが奪う。第3ゲームではスウェーデンペアがリードするも、終盤でドイツペアが逆転。最後はオフチャロフのフォアハンドがさく裂した。


写真:呉穎嵐(ウーインラン)/ZHU Chengzhu(中国香港)/提供:WTT

女子ダブルスは呉穎嵐(ウーインラン)/ZHU Chengzhu(中国香港)ペアが優勝。決勝では、Sibel ALTINKAYA(トルコ)/Andrea TODOROVIC(セルビア)ペアと対戦した。

第1ゲームから香港ペアがサービスとカウンタープレーを軸にリードを広げる。第1ゲーム、第2ゲームと連取し、迎えた第3ゲームでも香港ペアの勢いは止まらなかった。最後は左腕の呉穎嵐が回り込んでのフォアハンドドライブで締めた。

14日の日本選手試合結果

女子シングルス決勝

〇早田ひな(日本生命)4-0 アドリアーナ・ディアス(プエルトリコ)
11-7/11-5/11-5/11-6

WTTコンテンダーマスカット2023最終結果

男子シングルス


写真:リアム・ピッチフォード(イングランド)、ウーゴ・カルデラノ(ブラジル)/提供:WTT

1位:ウーゴ・カルデラノ(ブラジル)
2位:リアム・ピッチフォード(イングランド)
3位:シモン・ゴジ(フランス)、アントン・ケルベリ(スウェーデン)

女子シングルス


写真:アドリアーナ・ディアス(プエルトリコ)、早田ひな(日本生命)/提供:WTT

1位:早田ひな(日本生命)
2位:アドリアーナ・ディアス(プエルトリコ)
3位:長﨑美柚(木下グループ)、張本美和(木下アカデミー)

男子ダブルス


写真:クリスチャン・カールソン/アントン・ケルベリ(スウェーデン)、パトリック・フランチスカ/ドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)/提供:WTT

1位:ドミトリ・オフチャロフ/パトリック・フランチスカ(ドイツ)
2位:アントン・ケルベリ/クリスチャン・カールソン(スウェーデン)
3位:リアム・ピッチフォード/トム・ジャービス(イングランド)、黄鎮廷(ウォンチュンティン)/何鈞傑(フージェンジェ・中国香港)

女子ダブルス


写真:Sibel ALTINKAYA(トルコ)/Andrea TODOROVIC(セルビア)、呉穎嵐(ウーインラン)/ZHU Chengzhu(中国香港)/提供:WTT

1位:呉穎嵐(ウーインラン)/ZHU Chengzhu(中国香港)
2位:Sibel ALTINKAYA(トルコ)/Andrea TODOROVIC(セルビア)
3位:ハナ・マテロワ(チェコ)/バラボラ・バラージョバー(スロバキア)、陳思羽(チェンズーユ)/HUANG Yi-Hua(チャイニーズタイペイ)

混合ダブルス


写真:松島輝空/張本美和(木下アカデミー)、陳思羽(チェンズーユ)/林昀儒(リンユンジュ・チャイニーズタイペイ)/提供:WTT

1位:林昀儒(リンユンジュ)/陳思羽(チェンズーユ・チャイニーズタイペイ)
2位:松島輝空/張本美和(木下アカデミー)
3位:チュウ・ツェユ/WONG Xin Ru(シンガポール)、邱党(キュウダン)/ニーナ・ミッテルハム(ドイツ)

WTTコンテンダーマスカット2023日本選手最終結果

男子シングルス

張本智和(智和企画):ベスト8
松島輝空(木下アカデミー):ベスト8
篠塚大登(愛知工業大):ベスト16
戸上隼輔(明治大):ベスト16

女子シングルス

早田ひな(日本生命):優勝
長﨑美柚(木下グループ):第3位
張本美和(木下アカデミー):第3位

混合ダブルス

松島輝空/張本美和(木下アカデミー):準優勝
張本智和(智和企画)/早田ひな(日本生命):ベスト8

【動画】潜入・高校卓球部

【特集】潜入・高校卓球部

>>愛工大名電高校や桜丘高校など名門高校卓球部に潜入!