文:ラリーズ編集部
<卓球・WTTコンテンダーフランクフルト2023 日程:10月29~11月5日 場所:フランクフルト(ドイツ)>
2日、WTTチャンピオンズフランクフルトは大会5日目を迎え、男女シングルスの2回戦が行われた。
伊藤、張本が8強入り
女子シングルス2回戦では、伊藤美誠(スターツ)とニーナ・ミッテルハム(ドイツ)が対戦。ミッテルハムは2022年のヨーロッパ選手権シングルス準優勝の実績を持ち、混合ダブルスでパリ五輪代表権を獲得している実力者。今大会は、1回戦でハナ・ゴーダ(エジプト)を下して、勝ち上がってきていた。
写真:ニーナ・ミッテルハム(ドイツ)/提供:WTT
試合は、地元・ドイツの大声援を受けるミッテルハムが、序盤から積極的な攻撃でポイントを重ねる。伊藤も負けじと応戦する形で試合は進み、デュースまでもつれるも、このゲームはミッテルハムが制する。続く第2ゲームは、伊藤が変化をつけたプレーで優位に立ち、11-3で制するも、第3ゲームは再びミッテルハムが奪取。伊藤は先に王手をかけられる形となった。
ミッテルハムが得点するたびに歓声が上がる“アウェー”状態で追い詰められた伊藤だったが、第4ゲームは11-8で勝利し、流れを引き戻す。最終第5ゲームも、序盤こそリードされるもすぐに逆転し、最後は11-7で勝利。フルゲームの激戦を制し、準々決勝に駒を進めた。
写真:張本智和(智和企画)/提供:WTT
男子シングルス2回戦では、張本智和(智和企画)とジョナサナン・グロート(デンマーク)が対戦。1回戦で世界ランキング16位のクアドリ・アルナ(ナイジェリア)をストレートで下して勢いに乗るグロートに対して、張本はブロックやカウンターなど、相手の打球を利用する戦術でポイントを重ねて2ゲームを先取。第3ゲームはデュースまでもつれるも、最後は12-10でしっかりと勝ち切り、ゲームカウント3-0で完勝。ベスト8進出を果たした。
2日の日本選手試合結果
男子シングルス2回戦
〇張本智和(智和企画)3-0 ジャナサン・グロート(デンマーク)
女子シングルス2回戦
〇伊藤美誠(スターツ)3-2 ニーナ・ミッテルハム(ドイツ)
3日の日本選手試合予定
男子シングルス準々決勝
張本智和(智和企画)- 林昀儒(リンユンジュ・チャイニーズタイペイ)
女子シングルス準々決勝
伊藤美誠(スターツ)- 王藝迪(ワンイーディ・中国)
早田ひな(日本生命)- ベルナデッテ・スッチ(ルーマニア)