文:ラリーズ編集部
<卓球・WTTコンテンダー太原2023 日程:11月7~12日 場所:太原(中国)>
12日、WTTコンテンダー太原2023は大会最終日を迎え、男子シングルスの決勝が行われた。
戸上隼輔が中国越え
男子シングルス決勝では、世界ランキング31位の戸上隼輔(明治大)と同5位の梁靖崑(リャンジンクン・中国)が対戦。今大会、中国選手に2度勝利を収めるなど快進撃を続けている戸上は、第1ゲームからバック対バックの展開で優位に立ち、第1、第2ゲームを連取する。第3ゲームからは梁靖崑のフォアに押される展開が増え、第3、第4ゲームを落とすも、第5ゲームはラリー戦での強さを見せ、ゲームカウント3-2と戸上が先に王手をかける。
写真:梁靖崑(リャンジンクン・中国)/提供:WTT
しかし、第6ゲームでは梁靖崑が序盤に点差をつけると、その勢いのままゲームを奪取。勝負は最終第7ゲームにもつれ込む展開となった。最終ゲームも序盤は梁靖崑が流れを掴み、先に5-3とリードするも、そこから戸上が猛追。9-9まで追いつき、10-9で先にマッチポイントを奪取する。
しかし、10-9で戸上のバックドライブがネットにかかり、10-10のデュースになると、梁靖崑のバックドライブが決まり、10-11に。そして、最後は戸上のバックドライブがネットにかかり、試合終了。
戸上はゲームカウント3-4で惜しくも敗れ、自身初の国際大会シングルス優勝を逃したものの、堂々の準優勝となった。
男子シングルス決勝
戸上隼輔(明治大)3-4 梁靖崑(リャンジンクン・中国)〇
11-9/11-7/10-12/7-11/11-7/5-11/10-12