文:ラリーズ編集部
<ITTF世界卓球選手権釜山大会2024 日程:2月16日~2月25日 場所:釜山(韓国)>
16日、世界卓球選手権釜山大会が開幕し、女子予選リーグで日本代表とルクセンブルク代表が対戦した。
日本が快勝
1番で早田ひな(日本生命)とデヌッテ・サラウ(ルクセンブルク)が対戦。ゲームカウント3-0で勝利し、日本が幸先のいいスタートを切った。
写真:倪夏蓮(ニーシャーリエン・ルクセンブルク)/撮影:ラリーズ編集部
続く2番では、張本美和(木下グループ)と倪夏蓮(ニーシャーリエン・ルクセンブルク)が対戦。15歳の張本と60歳の倪夏蓮の“45歳差対決”となったこの試合では、張本が冷静沈着なプレーでペースを掴み、ゲームカウント3-0で勝利した。
勝利に王手をかけた3番では、平野美宇(木下グループ)がテッシー・ゴンデリンガー(ルクセンブルク)と対戦。平野がサーブを巧みに使い、多様な戦術で相手に隙を見せずにストレート勝利。平野の勝利でマッチカウント3-0とした日本がルクセンブルクを下して、初戦を白星で飾った。
試合後、早田ひなが報道陣の質問に答えた。
早田ひな試合後コメント
試合を振り返って
自分としては倪夏蓮選手に当たりにいったんですけど、オーダーが外れてしまいました。元々私は2番に出る予定だったんですけど、会場の雰囲気だったり、朝一の中国戦も見たりして、この試合に関しては格上、格下は関係ないというは感じていました。
女子はチームランキングが2位ですけど、他の国も力をつけてきていて、どこで負けてもおかしくはないと思っているので、今日の試合では1番でストレートで勝てて良かったと思います。
ゲームの中で意識したことは?
サラウ選手とは2、3年前に一度対戦していて、そのときはサービスの種類や回転量が豊富で、バックハンドの鋭い攻撃もあってフルゲームになっていたので、そこを出させないようにしつつ、出されたときもしっかり対応できるようにしておくのが鍵でした。
自分のサービスのときにはボールが台で止まって戻っていく感じがあったので、自分のサービスからの3球目攻撃のパターンはまだ調整が必要だと思ったんですけど、それ以外の部分はラリーでも慌てなかったですし、緊張している割には落ち着いてプレーできていたかなと思います。
フロアは寒さも感じるのでは?
初日が17度で寒すぎて、動いても動いても体が温まらなくて、今日も体を動かせば温まるんですけど、止まると一気に冷えていったりするので、身体の温度調整は難しいと感じています。
実際に他の国の選手にも体調不良が出ているので、これから2週間は体調管理にも気を付けないといけないと思っています。