伊藤美誠が同士討ちを制して準々決勝進出 木原美悠の日韓ペアは4強入り<卓球・WTTシンガポールスマッシュ2024> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:伊藤美誠(スターツ)/提供:WTT

大会報道 伊藤美誠が同士討ちを制して準々決勝進出 木原美悠の日韓ペアは4強入り<卓球・WTTシンガポールスマッシュ2024>

2024.03.15

文:ラリーズ編集部

<卓球・WTTシンガポールスマッシュ2024 日程:2024年3月7~17日 場所:シンガポール>

14日、WTTシンガポールスマッシュは男女シングルス3回戦、男女ダブルス準々決勝、混合ダブルス準決勝が行われた。

日本選手同士の対決となった女子シングルス3回戦では、伊藤美誠(スターツ)が平野美宇(木下グループ)を3-2で下し、準々決勝進出を決めた。

男子シングルスの張本智和(智和企画)と女子シングルスの張本美和(木下グループ)の兄弟はともに中国選手の前に敗れ、ベスト16で大会を終えることとなった。

女子ダブルスの木原美悠(木下グループ)/朱芊曦(韓国)は韓国ペアを下して準決勝進出を決めている。

みうみま対決は伊藤美誠が制する


写真:伊藤美誠(スターツ)/提供:WTT

女子シングルス3回戦注目のカード、伊藤美誠と平野美宇との対戦は接戦となった。第4ゲーム、平野が一時はマッチポイントを握るが、その窮地を伊藤が乗り切る。勢いそのままに最終第5ゲームは11-1で伊藤が圧倒し、勝負を決めた。パリ五輪選考ではシングルスの枠を平野が勝ち取ったが、今回は伊藤が“リベンジ”を果たしたことになった。


写真:王曼昱(中国)/提供:WTT

伊藤は15日の準々決勝で王曼昱(ワンマンユ・中国)と対戦する。パリ五輪選考で“敗れた”あとに「次の目標は世界ランク1位」と宣言した伊藤。その大きな目標に向けて、彼女は一段ずつ階段を登っている。

張本きょうだいは中国の壁を崩せず

女子シングルス3回戦に勝ち進んでいた張本美和は孫穎莎(スンイーシャ・中国)と対戦。先月の世界卓球では敗れており、リベンジを狙ったが今回も孫の壁を打ち崩すことができず、0-3で敗れた。


写真:梁靖崑(中国)/提供:WTT

男子シングルス3回戦では張本智和が梁靖崑と対戦。両者は昨年の世界卓球個人戦でも対戦しており、梁が4-2で勝利。今回の対戦は張本が2ゲーム先取してリーチをかけるが、ここから梁が粘り強さを見せて3ゲーム連取。ゲームカウント2-3で張本は敗れ、3回戦敗退となった。

木原の日韓ペアは韓国エースペアを撃破


写真:戸上隼輔(明治大)・篠塚大登(愛知工業大)ペア/提供:WTT

男子ダブルスの戸上隼輔(明治大)/篠塚大登(愛知工業大)は韓国の張禹珍(チャンウジン)/林鐘勲(イムジョンフン)と対戦。ゲームカウント2-1と一時はリードするが決めきれず、準々決勝敗退となった。混合ダブルス準決勝では張本智和/早田ひな(日本生命)が韓国の林鐘勲/申裕斌(シンユビン)に1-3で敗れており、ともに韓国ペアの前に苦杯を喫することとなった。


写真:田志希(写真左)・申裕斌(韓国)ペア/提供:WTT

女子ダブルスでは木原美悠/朱芊曦(チュチョンヒ・韓国)の日韓国際ペアが韓国のエースペア田志希(チョンジヒ)/申裕斌(韓国)と対戦。これまで国際大会で活躍してきた韓国ペアに対して、急造の日韓ペアが善戦して3-1で勝利。木原ペアは15日への勝ち残りを決めた。


写真:木原美悠(木下グループ・写真左)/朱芊曦(韓国)/提供:WTT

14日 日本選手の結果

男子シングルス3回戦

張本智和 2-3 梁靖崑(中国)〇

女子シングルス3回戦

張本美和 0-3 孫穎莎(中国)〇
平野美宇 2-3 伊藤美誠〇

男子ダブルス準々決勝

戸上隼輔/篠塚大登 2-3 張禹珍/林鐘勲(韓国)〇

女子ダブルス準々決勝

〇木原美悠/朱芊曦(韓国) 3-1 田志希/申裕斌(韓国)

混合ダブルス準決勝

張本智和/早田ひな 1-3 林鐘勲/申裕斌(韓国)〇

15日 日本選手の試合予定

女子シングルス準々決勝

伊藤美誠 - 王曼昱(中国)

女子ダブルス準決勝

木原美悠/朱芊曦(韓国) - 李昱諄/鄭怡静(チャイニーズタイペイ)