文:ラリーズ編集部
<卓球 WTTコンテンダードーハ 2月28日~3月6日 カタール・ドーハ>
2021年初の国際大会、WTTコンテンダードーハの女子ダブルス1回戦に石川佳純(全農)/平野美宇(日本生命)が登場し、ヤナ・ノスコワ/VOROBEVA Olga(ロシア)を下し、2回戦に駒を進めた。
東京五輪団体戦最有力ペア 石川・平野が登場
昨年3月のカタールオープン以来、国際大会がほとんどなかった影響で約1年ぶりのダブルス結成となった石川/平野ペア。ともに東京五輪代表に内定しており、団体戦ではこのペアの起用が有力視されている。
ともに今大会の女子シングルス1回戦は突破しており、単複ともに上位進出が期待されている。
写真:石川佳純・平野美宇ペア/提供:ittfworld
また、平野はTリーグ・日本生命レッドエルフで前田美優(日本生命)と組んだダブルスでサードシーズン5勝1敗と、仕上がりを見せている。
石川・平野が対話しながらしっかり勝利
試合は、1ゲーム目の接戦を日本ペアが制すも、2ゲーム目をロシアペアに奪われてしまう。ロシアペアのバックサービスからのラリー展開に思ったような試合運びができず、3ゲーム目も0-3となったところで日本側がタイムアウト。
「無理やり決めに行こうとしすぎている」「球が沈むからもう少し前に行かないと」などと石川、平野、馬場美香監督の三者で1分間のタイムアウトを使って話し合った。
そこから落ち着きを取り戻し、丁寧なラリーを展開した石川/平野ペア。第3ゲーム終了後のゲーム間にもしっかり会話し作戦を立て、プレーごとに声をかけあった。最後は石川が打ち抜き、11-5。ゲームカウント3-1で2回戦進出を決めた。
女子シングルス1回戦
〇石川佳純/平野美宇 3–1 ヤナ・ノスコワ/VOROBEVA Olga(ロシア)
11-9/7-11/11-8/11-5