文:ラリーズ編集部
<卓球 WTTコンテンダードーハ 2月28日~3月6日 カタール・ドーハ>
6日、WTTコンテンダードーハの女子ダブルス決勝に石川佳純(全農)/平野美宇(日本生命)ペアが登場し、陳思羽(チェンズーユ)/鄭先知(ジェンシェンチー)ペア(チャイニーズタイペイ)を下し、2021年初の国際大会で見事優勝を果たした。
石川・平野ペアvs陳思羽・鄭先知ペア
写真:石川佳純・平野美宇ペア/撮影:ラリーズ編集部
石川/平野ペアは、準決勝で早田ひな(日本生命)/木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)ペアとの日本ペア対決を制し、勝ち上がってきた。石川、平野はともに東京五輪代表に内定しており、団体戦では、石川/平野のペアリングでのダブルス起用が最有力視されている。
写真:2019グランドファイナルの陳思羽(写真左)と鄭先知(写真右)/提供:ittfworld
対するはチャイニーズタイペイの陳思羽/鄭先知ペア。互いに速いピッチでの攻撃を得意としている。陳思羽はTリーグ・日本生命レッドエルフでもプレーしており、平野とはチームメートだ。両ペアは過去の対戦成績は1勝1敗となっており、今回の対戦の行方に注目が集まっていた。
石川・平野ペアが決勝に臨んだ
試合は、石川/平野のコンビネーションが冴え渡る。サーブレシーブから先手を取ると、前陣での連続攻撃で畳みかける。第1ゲームは怒涛の7連続得点もあり、11-6で日本ペアが奪った。
第2ゲームも石川/平野ペースで進んでいく。特に平野の巻き込みサービスに対し、陳思羽が上手くレシーブできず、石川の強烈な3球目攻撃が勝負所で炸裂。チャイニーズタイペイペアも追いすがったが、11-8で第2ゲームも日本ペアが奪取した。
優勝に王手をかけた石川/平野ペアは、第3ゲームも攻めの手を緩めず、打開策の見つからないチャイニーズタイペイペアを圧倒。ゲームカウント3-0で嬉しい女子ダブルス優勝を掴み取った。
2021年初の国際大会で優勝と日本卓球界にとって明るいニュースとなった。また、この後日本時間20時より、女子シングルス決勝で伊藤美誠(スターツ)と早田ひな(日本生命)が優勝をかけて対戦する。
女子ダブルス決勝
〇石川佳純/平野美宇 3-0 陳思羽/鄭先知(チャイニーズタイペイ)
11-6/11-8/11-6
特集・日本生命レッドエルフ
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