文:ラリーズ編集部
<卓球・WTTスターコンテンダードーハ 3月5日~13日>
WTTスターコンテンダードーハの男子シングルス3回戦(ラウンド16)に張本智和(木下グループ・世界ランキング5位)が登場し、クアドリ・アルナ(ナイジェリア・同21位)にゲームカウント3-0で勝利した。
張本智和 vs クアドリ・アルナ
写真:張本智和(木下グループ)/提供:ittfworld
直前のWTTコンテンダードーハでは、ドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)に敗れ、ベスト4に終わった張本。2大会連続の第1シードで臨む今大会では、初戦の2回戦でサティアン・グナナセカラン(インド)に完勝し、勝ち上がった。
写真:クアドリ・アルナ(ナイジェリア)/提供:ittfworld
対するアルナは、アフリカ卓球界を代表する選手だ。リオ五輪ではティモ・ボル(ドイツ)を下し、アフリカ勢初のベスト8入りを果たしている。抜群の身体能力と恵まれた体格を活かした強烈なフォアドライブを武器とし、2回戦では森薗政崇(BOBSON)に勝利した。
張本が“アフリカの星”に完勝
試合は、第1ゲームは一貫して張本ペース。張本は、打点の早いバックハンドでアルナに万全の体勢でフォアドライブを打たせない。逆にアルナの繋いできたボールに対しては、強烈な両ハンドドライブを叩きこみ、11-4で先取した。
第2ゲーム、アルナが積極的にフォアで回り込み、張本を攻め立てる。しかし、張本は終盤、冷静にバックストレートを突き、回り込もうとしたアルナのミスを誘う。デュースとなったが13-11で張本に軍配が上がった。
アルナは展開を変えようとバックサーブなど工夫を見せるが、張本が対応し、見事ベスト8入りを決めた。
男子シングルス3回戦
〇張本智和 3-0 クアドリ・アルナ
11-4/13-11/11-7
張本智和インタビュー
写真:張本智和(木下グループ)/提供:長田洋平/アフロスポーツ