文:ラリーズ編集部
<卓球・WTTスターコンテンダードーハ 3月5日~13日>
WTTスターコンテンダードーハの混合ダブルス準決勝に水谷隼(木下グループ)/伊藤美誠(スターツ)ペアが登場し、李尚洙(イサンス)/田志希(チョンジヒ・韓国)ペアにゲームカウント1-3で敗れた。
水谷/伊藤 vs 李尚洙/田志希
写真:水谷隼(写真左)・伊藤美誠/提供:ittfworld
東京五輪から新種目となる混合ダブルス。水谷/伊藤の五輪日本代表ペアは、第1シードとして1年ぶりの実戦である今大会に臨んでいる。1回戦ではプエルトリコペア、準々決勝ではフランスペアを下して準決勝まで駒を進めてきた。
写真:田志希(チョンジヒ)と李尚洙(イサンス)/提供:ittfworld
対するは、李尚洙と田志希の韓国ペア。東京五輪の男女韓国代表が組むこのペアは、威力ある両ハンドドライブを持ち味とする李尚洙と、サウスポーでダブルス巧者の田志希のコンビネーションで直前のWTTコンテンダードーハではベスト4に入っている。
直前の女子シングルス準決勝では、伊藤が田志希を下しており、シングルスに続いて相対することとなる。
みまじゅんペアが準決勝に臨んだ
第1ゲーム、水谷のYGサービスやチキータに田志希が対応できず、日本ペアが得点を重ねる。最後はチキータを嫌った李尚洙のロングサービスを水谷がフォアで叩きこみ、11-3で日本ペアが先取した。
第2ゲームはシングルスでも対戦した田志希が、伊藤のサービスやスマッシュに上手く対応し、李尚洙の強烈なドライブに繋げる。このゲームは11-4で韓国ペアに軍配が上がった。
第1ゲームと同じ相手のボールを受ける第3ゲーム。相性の良かった日本ペアは何としても奪いたいところだったが、7-7で伊藤のサービスがフォルト(反則)と判定されてしまい失点。そこから流れを失った水谷/伊藤ペアは、9-11でゲームを落とし、後がなくなる。
第4ゲーム、不運なエッジなどもあり、徐々に点数を離される日本ペア。このまま流れを取り戻せず、ゲームカウント1-3で韓国ペアに敗れた。
混合ダブルス準決勝
水谷隼/伊藤美誠 1-3 〇李尚洙/田志希(韓国)
11-3/4-11/9-11/9-11
水谷隼インタビュー
写真:水谷隼(木下グループ)/撮影:伊藤圭
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