文:ラリーズ編集部
<東京五輪卓球競技 7月24日~8月6日 場所:東京体育館>
2日、東京五輪卓球競技の男子団体1回戦に日本が登場した。オーストラリアを相手に1番ダブルスの水谷隼(木下グループ)/丹羽孝希(スヴェンソンホールディングス)がゲームカウント3-0で勝利し、貴重な1勝をあげた。
左左ペアが初登場
男子1回戦の相手はオーストラリアだ。張本智和(木下グループ)、丹羽、水谷のメンバーで日本は挑んだ。張本、丹羽は男子シングルスに出場し、水谷は混合ダブルスで金メダル獲得と全選手がすでに東京五輪の舞台で戦っている。
1番ダブルスは水谷/丹羽の世界的にも珍しい左利き同士のダブルスだ。。2019年の香港オープンでは1回戦敗退と国際大会では実績を残しておらず、不安視される声も聞こえていたが、満を持しての登場となった。
立ち上がりから積極的なチキータや3球目攻撃を見せる日本ペア。細かくコミュニケーションを取りながら微修正し、試合を進めていく。貴重な実戦の機会でお互いのプレーを確認するように得点を重ね、あっという間に2ゲームを連取した。
第3ゲームにはフォアレシーブからの展開や、バックハンドを使った攻めなど次戦を見据えたプレーも見せ、ゲームカウント3-0で完勝を収めた。
続く2番シングルスでは張本がデイビッド・パウエル(オーストラリア)と対戦する。
男子団体1回戦
日本 1-0 ハンガリー
〇水谷隼/丹羽孝希 3-0 フー・ヘミング/クリス・ヤン
11-7/11-3/11-8
張本智和 – デイビッド・パウエル
水谷隼 – ヤン・シン
張本智和 – フー・ヘミング
丹羽孝希 – デイビッド・パウエル
丹羽孝希インタビュー
写真:丹羽孝希(スヴェンソン)/撮影:伊藤圭
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水谷隼インタビュー
写真:水谷隼(木下グループ)/撮影:伊藤圭
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