水谷隼、現役引退の意向「自分の冒険はここまで」目の不調大きく | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:水谷隼/提供:ロイター/アフロ

大会報道 水谷隼、現役引退の意向「自分の冒険はここまで」目の不調大きく

2021.08.07

文:ラリーズ編集部

東京五輪の全日程を終えた卓球日本代表男女6人が7日、都内で会見を行った。
混合ダブルスで日本初の金メダル、男子団体で銅メダルを獲得した水谷隼(木下グループ)が、現役を引退する意向を示した。


写真:水谷隼(木下グループ)/提供:ITTF

「目の影響がものすごく大きい」

東京五輪を自身の集大成と位置づけていた水谷は、自身の今後について「最終的な判断はできていないけど、今の自分の気持ちは完全に卓球から離れると思う。目の影響がものすごく大きい。正直、目が完治するのなら40歳でも50歳でもやりたいけど、現在、治療方法がない。悔しいけど、自分の冒険はここまでかなと思います」と静かに語った。


写真:水谷隼(木下グループ)/提供:ITTF

「頼れる後輩がいる」

また、男子団体でともに激戦を戦い抜いた張本智和(木下グループ)にも触れ、「東京五輪で張本のプレーを見ていて、頼れる後輩がいることがすごくうれしいし、卓球界の男子はこの先も明るい」とエールを送り、これまで自身が切り拓いてきた日本卓球界の未来を、次世代のエースに託した。


写真:張本智和(木下グループ)/提供:ITTF

「昨日1日かけて説得した」と語った張本も「水谷さんの意思は固い。それくらいの覚悟を持ったからこそ、金メダル、団体を最後に決めてくれた。水谷さん自身が決めたこと、その意見を尊重したい」と、“キング”水谷隼から渡されたバトンを受け継ぎ、さらに日本卓球界を発展させていく決意だ。


写真:日本男子の張本智和、倉嶋洋介監督、丹羽孝希、水谷隼/提供:森田直樹/アフロスポーツ

水谷隼インタビュー


写真:水谷隼(木下グループ)/撮影:伊藤圭

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