文:ラリーズ編集部
<世界選手権個人の部(世界卓球2021)ヒューストン大会 日時:11月23日~29日 場所:アメリカ・ヒューストン>
現地時間23日、世界選手権ヒューストン大会が開幕した。男子シングルス1回戦で世界ランキング53位のキリル・スカチコフ(ロシア)が、同12位の張禹珍(ジャンウジン・韓国)にゲームカウント4-3で勝利する波乱を起こした。
スカチコフが下剋上
写真:キリル・スカチコフ(ロシア)/撮影:ラリーズ編集部
34歳のスカチコフは、、2008年グランドファイナルU21ベスト4など若いころからその才能を発揮し、2011年のチームワールドカップでは北京五輪金メダリストの馬琳(中国)に勝利した実績を持つ。対するは、2013年の世界ジュニア男子シングルス優勝、東京五輪韓国代表の張禹珍。世界ランキング12位で韓国卓球界を牽引する26歳のパワーヒッターだ。
今大会シングルス初戦で硬さの見える張禹珍に対し、ベテランのスカチコフが1ゲームを先取すると、フルゲームまでもつれ込んだ熱戦は、フルゲームデュースでスカチコフに軍配が上がった。上位進出を期待された張禹珍は、まさかの1回戦敗退となった。
写真:張禹珍(ジャンウジン・韓国)/撮影:ラリーズ編集部
勝利したスカチコフは、2回戦でクリスチャン・プレテア(ルーマニア)と対戦する。
男子シングルス1回戦
写真:張禹珍(ジャンウジン・韓国)/撮影:ラリーズ編集部
〇キリル・スカチコフ(ロシア) 4-3 張禹珍(ジャンウジン・韓国)
11-8/7-11/15-17/11-8/11-5/9-11/12-10
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